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長期決戦。

短期決戦ではなく、長期決戦。

しかもそれは数年ではなく、数十年の話。

短期で見れば見るほど、個人店というのは絶望しかやってこないような気がする。昨日は初めての売上0。お客さんも0。というのを経験した。昨日のことだけで見れば、やっとられるか‼️の一言で片付けられるほど、辛い1日だった。

だがそれは1日だけでみたらの話であり、1日だけでお店を見ることはまずあり得ないのだ。前職お好み焼き屋では1日の売り上げがいくらであろうが一喜一憂することなく、遠くても3ヶ月間の売り上げで見ることを学んだ。新規オープンであるにも関わらず2ヶ月目から売り上げは落ちた。僕は五日間フルタイムで働かせてもらっていたため、相当な給料をちゃんと頂いていたし、僕の他にも3名のスタッフが一緒にお好み焼きやを頑張っていました。1日の売り上げが10000円を切りそうになることも多くありましたが、店主は何度悪い売り上げになろうとも、「今日は暇だったねー!明日も頑張ろ!」と僕らに声をかけてくれていました。1年が経った頃、親友がお好み焼き屋に参戦。新しい体制で始まった2年目は運もよく売り上げは前年度よりもぐんぐん伸びていきました。ぐんぐん伸びた理由は何かな。と今考えてみると、やはりシンプルにやることをやっていたということです。お好み焼きやであればお好み焼きを焼き続けるだけ。簡単そうに聞こえるかもしれないけれど、お好み焼きを焼き続けることはとても大変なことであり、途中でギブアップ!と匙を投げてしまいたくもなる。それでも店長は毎日出勤し、毎日仕込みをしながらお好み焼きを焼き続けていました。もちろん家賃も光熱費もかかっているわけですし、僕らの給料も払わなければいけません。お金のことは常に頭にあったと思います。それでも店長はお金がやばいなど一言も言わず、日々淡々と業務をこなしていたように感じます。これが僕らが学んだ唯一のことであり1番大切なことなのかもしれません。

話は変わりますが、僕は1日のうちほとんど声を出して話すことがありません。お客様が来なければずっと1人ですので、話す必要がないのと、話す相手がいません。今日感じているのはこの辛さ。親友が通勤の道中で電話をかけてくれることがあるのでその時にありとあらゆることを話し続けます。

お店をやる覚悟とは一体何なのだろうか?とずっと考えていたのですが、それはきっと孤独との戦い。それにどう打ち勝つか、耐えるか。この覚悟ではないでしょうか?この覚悟を持ってちゃんと向き合えるかどうかというのがお店をやることの楽しさかもしれません。いまだに26年間孤独を体験する機会が少なかったため、1人で過ごす時間が多ければ多いほど、学ぶことが沢山有る気がします。

自分が良いと思えることを良し。と思ってやること。やらなくてはいけないことは1つずつクリアにしていくこと。焙煎もお店もお休みも。全ての時間を楽しむ方向へと舵を進めていこう。

これからの人生が楽しみです😆

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