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いいかげんさ。この店は

珈琲いいかげん

その名に決めてから、何ヶ月経ったのだろうか。分からないけれどいまだにいいかげんさが微妙な気がしている。というのも、いいかげんでいいんですよと言いつつ、実は結構こだわりがあるのだ。焙煎やドリップにしても実は自分自身のこだわりがあるように思う。わかんないけどね。

例えば僕は焙煎の時に温度は測らないし時間も気にしない。豆の色、煙、ハゼの音。それらで火加減を判断して焼いていく。ロースターとしてこのようなことが良いか悪いかはどうでもよくて、ただ僕の中では僕にしか分からないこだわりがある。(みんな何かしらのこだわりを持っているのだろう)

ただね、「いいかげん」なのはこらからも一生続けていくよ。珈琲いいかげん。この名前に込めたメッセージは自分自身と来てくれたお客様に向けて発しているの。分からなければそれでいい。ただ店に来たら分かるくらい、平和な空間がここにはある。そう思わせたい。感じさせたい。

僕は海外の接客が好きだ。椅子に座ったままパソコンを打ちチェックインをする。笑顔で良い1日をと言ってくれる。と思ったら部屋にいるのにタオル交換の為にズカズカと部屋に入ってくる。チェックアウトの時間よりももっと前に「アウトしてくださーい」と強制退室させられたり。面白いことばかりだ。

これらはやばい接客と思われがちだが、案外面白い。そして日本に生まれ育ったからこそ海外の接客が面白いと思えるのだ。あちらに住んでいるのであればそれが当たり前で。日本のおもてなし接客が素晴らしいものだと賞賛される。もちろん日本の接客は世界一かもしれない。実際に僕もホテルマンを経験したが、お客様の為にできることはなんでもやる。

ただ、なんでもやることが裏目に出てしまい、働く人が疲弊しているのではないか?と思う場面もちらほらある。僕も何度もそう感じてしまった。お客様からの理不尽なクレームなど蹴落としてしまえば良いものも、そうはいかない。ただそのお客様にまた来て欲しいから謝っているのではない。なんのためにこの人たちに謝っているのだろうか。もう来ないでください。でよかろうもん。


ところで、また面白いことを思いついた。店が暇な時みんななにをするのか?やることもないのに時間ギリギリまで働こうとせず、そんな時は外に出て野球でもすれば良いじゃないか。下の写真のような看板をレジに置いておけば、呼びに来てくれないかな?

こんな店ないから多分面白がってくれるんじゃないかな?と思っているのだけど。果たして世間は許してくれるのだろうか?だって暇な時キャッチボールしたいんだもん。🥺

あ、あとやっぱりエスプレッソはしたい。のでエスプレッソマシン買ってみようと思います。さらば!

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