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2024年4月1日株式会社あしたの寺子屋が社名・経営体制を変更新 社名は「株式会社コエルワ」へ

子どもたちが生まれた場所や環境に関係なく世界を拡げられる学びの場や機会の運営を事業とする株式会社あしたの寺子屋(本社:北海道札幌市、代表取締役:嶋本勇介)は、創業より掲げてきた「世界を拡げる一歩目をどこからでも」というビジョンを実現させるため、地域とともに伴走する教育事業をより強力な組織体制により推進し実現させていくために、2024年4月1日(月)より社名および経営体制を変更いたします。新社名は「株式会社コエルワ」(英文表記:coeruwa Inc.)となります。

新たな経営体制につきましては、複数の主幹事業を嶋本と共に牽引してきた株式会社ヒナタヤ代表取締役社長 阿曽沼 陽登が、株式会社コエルワの 代表取締役(共同代表 CEO)に就任し、旧 株式会社あしたの寺子屋の代表取締役 嶋本勇介が取締役(共同代表 COO)に就任いたします。

■ 教育事業をとおして“ どこからでも、「こえる」社会をつくる”

あしたの寺子屋は「世界を拡げる一歩目をどこからでも」をビジョンとして掲げ、現代表の嶋本が2020年11月に北海道札幌市にて創業しました。地域の放課後の居場所・公設塾等の開業・運営支援を行う「寺子屋パートナー事業」、また地方自治体での長期休暇中の学びの場を企画設計・運営する「まなび場事業」、高校生を対象にした「イベント甲子園」を主幹事業として展開してまいりました。

本変更の背景には、これまで創業から複数の事業を共に牽引してきた2者による新体制により、両者の強みや特性をかけ合わせ、より一層強いシナジーを生み出したいという思いがあります。また、専門的な知識を持つプロフェッショナル人材の新たな雇用により実務面での体制強化も実現しています。

私たちはこれまで、北海道札幌市や沖縄県うるま市などの都市部での事業と並行し、主に人口3万人未満の20を超える地方自治地を中心に、町の教育と最前線で向き合う方々と共に事業を進めてきました。その過程で地域に暮らす子どもたちの変化を目の当たりにし、“教育”が町や社会を変える1つの起点になると強く確信しています。この事業や機会をもっと多くの町へ届けきるために、今回の変更が最良の選択だと考えています。

■ 新社名「株式会社コエルワ」のミッションと由来


コエルワは“どこからでも、「こえる」社会をつくる ”をミッションに掲げ、教育事業を軸としてより豊かな暮らしと、豊かな社会づくりの実現を目指します。

「コエルワ」の「コエル」とは

「コエル」には、物理的に越境していくという意味と、“昨日の自分をちょっと超える”という概念的な2つの意味を込めています。これまであしたの寺子屋は、町の外の大学生や大人を通した新たな価値観との出会いや、自分の好きなこと・やってみたいことを基軸に町外に足を運んでみるきっかけを創出するといった、「コエル経験」を事業を通して創出してきました。今後コエルワでは事業を通して、地域の大人や子どもだけでなく、都市部に暮らす大人や子どもたちにも物理的な地域の境界線や、価値観を「コエル経験」を提供することで、子どもたちの可能性を広げる社会の実現を目指しています。

「コエルワ」の「ワ」とは

「ワ」には2つの想いがあります。1つは超える経験を共にし、支え合う“チーム”という意味。もう1つは、世界を拡げるために超える対象である自分の“町”や“日常”を表しています。

ロゴの左上にある小さな丸は、志をもって日々活動する日本全国のパートナーや、地域で暮らす子どもたちなど、“越えようとチャレンジしている人”を表現しています。彼らが時には各地域から集まり大きな輪となり、共に目標を達成していくチームにもなります。事業を通して「ワ」が活発に重なり合う機会をつくることで、大人も子どもも可能性を拡げる社会を目指しています。

■ コエルワとして推進する事業

以下、6つの事業を通して“どこからでも、「こえる」社会をつくる”というミッションを実現していきます。

1.長期休暇支援事業

(1)まなび場事業
200人以上の応募のなかから選ばれた全国の大学生と、地域への伴走を長年行ってきた社会人が地域に出張し、地元の中高生に約4日間で提供する長期休暇中心のスクール事業です。(春・秋の期間でも開催可)学習支援・大学生との対話・世界を拡げる様々なワークショップの3つのコンテンツを組み合わせて提供します。

<展開地域>
-北海道:上士幌町/比布町/南幌町/上川町/月形町/美幌町/八雲町/標津町/斜里町/中富良野町、福岡県:広川町

(2)シャッフルキャンプ
居住地・年齢・考え方などの異なる多様な他者との交わり(=シャッフル)を通じて「物事への好奇心や他者に対する関心」「自分に対する理解」を日常に持ち帰る宿泊型の長期休暇スクール事業です。

<展開地域>
北海道:美幌町/八雲町/上川町/鹿追町、青森県:南部町、鹿児島県:与論町

2.放課後支援事業

地域に暮らしている子どもたちへ、学習相談・進路相談はもちろんのこと、大学生や起業家といった普段町ではなかなか出会えない大人や情報に触れられる場をオンラインを活用して提供します。

<展開地域>北海道:小清水町/滝上町

3.教育コンテンツ・イベント開発事業

キャリア教育・アントレ教育・地域の特色に合わせた探究学習など、幅広いテーマや内容の教育コンテンツ・イベントの開発から運営までをワンストップで行っています。大学・民間企業・教育委員会・学校などの幅広いステークホルダーとの協働により、多様なコンテンツ開発を行ってきた実績があります。

<事業実績の一例>
・札幌市の高校生向け起業教育プログラム Future Skills 2023U-18
・小樽商科大学とのアントレプレナーシップ教材共同開発
・うるま市キャリア教育推進事業 『ミラカナ』 プログラム  

4.しくみデザイン事業

(1)きっかけプロジェクト
「きっかけプロジェクト」は地域に暮らしている子どもたちが抱える体験機会格差を解消するための事業です。返済不要の体験奨学金とオンラインとオフラインを掛け合わせた伴走支援により、生まれた場所や世界に関係なく、誰もが「こえる」社会を作ります。

5.企業共創・イノベーション事業

(1)イベント甲子園
全国の高校生を対象にした「イベント」の企画コンテストです。優勝チーム・準優勝チームは、それぞれ100万円・50万円の活動支援金と企業からの伴走を受けながら、自分たちが心から実現したかったイベントのアイデアを実現します。本事業は、イベントの専門企業であるTSP太陽株式会社、マーケティングの専門企業であるCCCMKHD株式会社との企業共創事業です。

<実績>
三菱みらい育成財団 教育事業者等が行うより先進的、特徴的、効果的な「心のエンジンを駆動させるプログラム」 2022年度カテゴリー2 採択事業として運営

6.コンサルティング・研修・講演事業

当社の事業実績を活用した教育システム構築のコンサルティングや、教育委員会・学校・組織向け研修・講演等を実施しています。

■ コエルワ 代表取締役社長(共同代表CEO)阿曽沼 陽登

あしたの寺子屋が創業から大事にしてきた、地域に足を運び、自治体の方々や生徒たちの声に耳を傾けながら本当に必要な事業を考えていくことを、変わらずに実行していきます。体制を強化し、2者が1つの企業を経営するなかで、これまで以上に遠慮なく、いいものを追求し、実現していきます。これまで信じ、託してくださった方々へ事業を通してお返しして参ります。

■ コエルワ 取締役(共同代表COO)嶋本勇介

コエルワになっても、これまであしたの寺子屋が大事にしてきた思いや事業は変わらずに受け継いでいきます。一方でリソースもスキルも2倍になるからこそ、できること・やれることがたくさん増えます。これまで以上にスピードを上げ、これまではやりたくてもできなかった事業を形にもすることにコミットしたいと思っています。これからも、応援いただければ嬉しいです。

■ 株主構成について

本変更につき、下記のとおり当社の主要株主である筆頭株主に変更がありましたので、お知らせいたします。

■ 株主コメント

文部科学省 官民協働留学創出プロジェクト 「トビタテ!留学JAPAN 」
ファウンダー&現エグゼクティブアドバイザー / さとのば大学 副学長 
船橋力 氏

この3年間、あしたの寺子屋の事業が北海道を中心に、着実に広がっていくのを目にしてきました。情報、出会い、学びで人生を切り拓ける選択肢が無限に広がるという「あたりまえ」を肌感覚で、かつ実感値をもって、情報が届かない地域にも伝え切るためのチームが必要だ、という想いはあしたの寺子屋を共に創業したときから変わりません。コエルワが日本の構造的な課題を解決するインパクトスタートアップのロールモデルとして、更なる事業成長を実現することを心から期待し、応援しています。

インフィ二ティ国際学院 学院長 大谷真樹 氏

新型コロナの影響で日本の教育界が呆然と立ちすくんでいた時に、オンラインだけではダメだ、子どもたちには第三の居場所が必要だ!と、日本の教育格差を解消すべく、同じ熱い思いを抱いていた若き教育改革者嶋本くんを札幌に訪ねたのが「キッカケ」でした。背中を押して、明日への希望と全国の同志を募り創業した「あしたの寺子屋」でしたが、こうして全国の子どもたちの教育格差をさらに解消する、思い溢れるモデルへと進化することに大きなエールを送り、もう一度大きく背中を押したいと思います。

株式会社チェンジホールディングス 代表取締役  福留大士 氏

現在、課題山積みの日本において、あえて最重要課題を1つに絞り込むとしたら何か?と問われれば『教育』だと私は即答します。次世代を担う子どもたちがどのように育っていき、今よりも素晴らしい未来を創っていくかは教育という土台なしには語ることができません。コエルワがこの最重要課題に取り組む会社として、大きく飛躍することを期待しています。今回の体制変更及び社名変更に込めた想いを是非まっすぐに実現して欲しいと思います。

■ 会社概要:株式会社コエルワ
-会社名  :株式会社コエルワ
-設立   :2024年4月1日
-代表取締役:阿曽沼 陽登
-取締役  :嶋本勇介
-本拠地  :北海道札幌市中央区大通西3-6 北海道新聞本社ビル2F  
        SAPPRO Incubation Hub DRIVE
-URL   :https://coeruwacoeruwa.studio.site/


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