#3 算数教室コドリームでの日常①
noteでは、算数教室コドリームで大事にしていることや、こどもとの日々のやり取り等、色んなことを書いていこうと思います。
今日は数年前の児童養護施設での出来事について。
児童養護施設での算数教室でのこと
3年生の女の子はスキンシップ大好き。いつでもくっついていたくて、ハグはもちろん隙あらばほっぺたをぺたーっと合わせたくて、何なら手や腕をペロペロしたくて、ワンちゃんみたいなとてもとても可愛い子。
学習を始めた当初、問題を1問解いてはキョロキョロあたりを見回して楽しそうなことがあると遊んで、促されてまた1問解くけどワンワン!と別の楽しいことをし始める子だったのですが、学習を始めて半年、とても集中して一人で学習できるようになりました。
とはいえ、根がワンちゃんなので、その日もワンワン!と駆け寄ってきて、学習はいいからハグハグ!撫でて撫でて!と興奮していたので、「算数終わったらぎゅーしよう!」と伝えると、目をキラキラ~!と輝かせて喜んで勉強を始めたワンちゃん。世界にあなただけですよ、私のハグを喜んでくれるのは、、笑
学習が終わった後に、「ワンちゃん!・・・!」と手を広げると、離れたところから笑顔でタタタタタと走って飛びついてきて、二人で全力のぎゅー!!!
お互いの顔は見えてないけど、二人ともかなり嬉しい顔をしていたことでしょう。。。笑
児童養護施設での算数教室は大変なことも沢山ありますが、大丈夫!あなたのこと好きよ!とこども達が行動で示してくれるから、みんなに救われて元気づけられて癒されて頑張れます。
という文章を、いつか懐かしくなる日が来ると思い書き残したのが2018年。
その後、この子はスクスクと成長し学習中には「一人で勉強するからこっち見ないで。」としっかりと思春期を迎えました。あの頃のワンちゃん、さようなら~。。。あの嬉しそうに駆け寄ってくる笑顔に私は今も元気をもらっています、ありがとう~。。。
現在はこの子の学習はもう見ていないのですが、コロナが落ち着いて施設訪問できたら成長したワンちゃんにも再会できるかもしれないと思うと、とても楽しみです。
こどもの成長の速さは私からすると爆速なので、今のその子を見る力が試されるなと日々思います。
ぐんぐん歩いている時も、一歩進んで三歩下がっているように見える時も、その場で一歩も動かずにじーっとしている時も、拒否や拒絶も、その子なりの成長過程。ドンと構えてその子の心の中にある「もっとできるようになりたい」を信じ、見守れる力をもっと身に付けたいと思います。
コドリーム
長田