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Photo by
andomo18
2019年。そして2022年。
2019年の年末を思い出す。あの頃はなんて平和だったのだろう。コロナ禍の日々は今も続く。あの頃、1年もすれば収まるだろうと思っていたが全然そんなことはなく、まだまだ気の抜けない毎日が続いている。街に出ればマスクをして行きかう人々。そして店の前の消毒液。体温測定器。今まであったお店が閉店している。それが普通の世の中。もう、驚きもしない。けれども、とても悲しい。
最初は通勤の苦労のないテレワークは素敵だと絶賛していた私だが、今では、パソコン画面の2次元の人々の顔を見ながら、雑談するでもなく、要件のみで終了ボタンを押す。終わると何やら虚無感に襲われる。対面とはやはり違う。昔だったら、打ち合わせの帰り道、みんなでわいわい雑談しながらが楽しかったのに。ずっと会っていない人のSNSに、いいねボタンを押すけれど、実際に言葉を交わすことはできない。何かこう実体のない世界に暮らしているようだ。
緊急事態宣言やまんえん防止期間が終わるといそいそと友達と連絡をとり、隙間をぬってたまに会ってはきたけれど、高齢の親との行き来は感染を危惧して躊躇する。リアルに人と会う機会が、、ほぼ、ない。私の場合は。。。自然淘汰された人間関係。。
たった数年とはいえ、私の中では時間が止まったかのようになっている。何も成果のないままに3年の空白の歳月が過ぎてしまった。
あの、生き生きした色のある活気に満ちた世界が、早く戻ってきてほしい。けれどもしかしたら、2019年の生き生きした自分にはもう戻れないのかもしれないと、かすかな不安が頭をよぎる。
いやいや、きっと、来年こそは。もとのような活発な人間関係が戻ってきていることを、、、祈るのみ。
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