理屈と感情
僕は根っからの理系人間なので、わからないことがあると、理屈でおさえたいタイプです。ただ、理屈は補足にはなっても、決め手にはならないことも感じています。では、決め手はなんなのかというと、「感情」が大きく影響していると思います。振り返ってみると、何かを始めるときは、楽しそう!わくわくする!と、いつも”感じて”動いてきました。「経済は感情で動く」という本は有名ですが、本書では人はもちろん、国や経済すら感情で動いていると主張しています。
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例えば、とある営業マンから営業を受けた時に、
どんなに理に叶っていても、ちょっと不安だな、とか、この営業マンはちょっと好きになれない、と思ったら契約には至らないわけです。
逆に、話している内容がよくわからなくても、なんか楽しそう、とか、この営業マンは信頼できる、好きだ、と思えば契約は決まりやすい傾向にあります。人はいつも感じて動きます。「感動」という言葉はありますが、「理動」という言葉はありません。人はいつも感情で突き動かされるということです。
この「理屈」と「感情」とうまく付き合っていけるようになると、重要な決断できたり、商談が決まったり、物事が前に進んでいくと思います。
経営者ならば、感情と行動は切り離して、時に残酷な決断をしなければならない時もあるかもしれません。ただ、それでも感情をゼロにすることは人間である以上無理だと思います。仕事においては、やるべき事、というのは当然あると思います。これを気分・感情で判断していたら、もちろんプロとは言えません。ではどうするかというと、自分で自分のご機嫌を取る、という行動が大事になってきます。
人には「一次感情」と「二次感情」というものがあります。
直感的に感じる感情が一次感情、その後解釈しなおしてご機嫌をとる感情が二次感情です。例えば好き・嫌い、楽しそう、面倒くさそう、というのは一次感情になります。学校で宿題が出されて、「うわーめんどくさいな」と思ってしまうのは一次感情です。ここから、なぜその一次感情が引き起こってるのか、その原因を考え、そこから解釈を変え、自分のご機嫌を取ると、二次感情を自分で選択できます。
先程の宿題の例でいえば、”めんどくさい”と思う理由は、どこからくるのかを考えます。
・時間を取られる
・なかなか解けなくて諦めてしまう
・そもそも意味を見いだせない
など色々あると思います。でもここで解釈を変えてみます。
・集中して終わらせたらそのあとたくさん遊べるな!
・ここで解けるようになったら、次の授業や宿題が楽になるな
・成績があがったら、女の子にモテるかも!笑
こういった具合です。
とはいえ、そんなに簡単にできたら苦労しない!と思われるかもしれません。もちろん二次感情の選択にはトレーニングが必要です。ただ、二次感情をコントロールできるようになれば、物事がなんでも楽しく進めていけることができます。どうせやるなら、楽しんでやろう!というのは僕のモットーです。今だけ見ていると辛いことも、少し先を見れば楽しくなることがたくさんあります。
二次感情を味方につけてることができれば、人生はもっと楽しくなるのではないでしょうか。
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