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本「失われたものたちの本」
「物語」の物語なのですが、私たち一人一人にもある物語(人生)をファンタジーで彩った作品。
一気読みして、ヘトヘトですが、良い作品なので記録しておきます。
ネタバレにならないよう内容には触れませんが、一つだけ、ねじくれ男の残酷さが気になりました。人間の欲望の裏返しなので、ねじくれ男がなぜ生まれたのか(生まれなければならなかったのか)それもまた人間が創り出したモノであろうことに、です。
囁く本たち、欲望との葛藤、摂理と理屈、「ジョージー、ポージー、プディングとパイ」なんのことか分からないと思いますが、笑
特に懐かしい作中の昔話の側面(本当は恐ろしいイソップ童話のような)展開は生々しくて面白いです。