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本「アイデアのつくり方」1回目読了
1回目とあるのは、この先、何度か読み返すことになるから(と願っている、笑)
アイデアのつくり方(いわゆる方法論)においてテクニックを学ぶコスパ主導とは無縁な、地味だけど骨太、知っていてもできない人多数に違いない。
書評・アイデアを生み出す5段階はネットに溢れてるので、田村さんの記事を引用させていただきます。
<第一段階:資料集め>
集める資料は2つあります。
1.特殊資料(製品と消費者に関する知識=業界専門知識など)
2.一般的資料(人生とこの世の様々な出来事についての知識=一般教養など)
アイデアはこの「特殊知識」と「一般知識」の新しい組み合わせから生まれます。
<第二段階:集めた要素から関係性を見出す>
第二段階では、以下の2つがポイントになります。
1.部分的なアイデアを思いついたら、書き留める
2.部分的思考を書き留め続け、やり切ったと思えるとこまで考え抜く
<第三段階:問題を意識の外に出す>
ここまで情報を集めて、その関係性を考えてきましたが、
この過程では一度問題を意識の外に出して、
想像力や感情が刺激される別のことに費やします。
<第四段階:心の緊張を解き、アイデアが発見されるのを待つ>
この段階ではとにかくリラックスすることが必要とされています。
すでにアイデアが生まれる素地は整っているので、
「ユーレカ!(発見した!)」の瞬間を待つだけです。
<第五段階:アイデアが現実の有用性に合致するかチェックする>
最後の段階では、発見したアイデアを現実の有用性に合致させるためにアイデアを具体化し、展開していく段階になります。
どんな優れたアイデアも、アイデアのままでは価値がなく、具体化して、現実を変えていくことに価値があります。仕事でもプライベートでも実際にアウトプットをして、フィードバックを回していくことが大切です。
あとがきのフォローアップにおいてデカルト方法序説との類似がとても印象的。今度は書き込みながら、考えを深めて行きます。