今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2024/2/20 #133
クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
MyAnimeListは前からあったサイトですが、日本にいる海外のセールス担当もチェックしていたりするので、もっと注目されても良いはずです。英語がボトルネックなのかもしれませんが、あふれんばかりのバリューがあります。
世界では「推しの子」と「鬼滅の刃」どちらが人気なのか…海外にいる2000万人のアニメファンが下した評価
中山さんによるMyAnimeListを活用した分析です。私も海外関連のマーケティングでは利用することもありますが、まさしく「宝の山」ですね。海外における人気・不人気作品が如実にわかります。
MyAnimeList
ソニーグループ、「クランチロール」有料会員数が1300万人突破 コアなファンだけでなくインドやブラジル、東南アジアと成長市場に魅力的なアニメを提供
ソニーによる買収は大成功でした。今や日本のアニメ市場は半分ぐらいが海外によるものです。また、ライセンサーに留まっている事業者が多い中、ソニーは「リスク」を取って展開しているのが秀逸です。やはりリーディングカンパニーですね。
和田 丈嗣:大ヒット『SPY×FAMILY』を制作
慶應義塾のメディアなので、それほど突っ込んだインタビューにはならんだろうと思っていたら、なかなか攻めています。
『SPY×FAMILY』は2社による制作でしたが、以下のように分担されているそうです。さらっと興味を引くようなことが語られていますね。
「制作会社の分け方はシンプルに最初のテレビシリーズは奇数話、偶数話で分け、2年目は、主にテレビシリーズはCloverWorks、劇場版はWIT STUDIOという形で整理しました」
冬アニメ1月29日週の再生数ランキング、またも『薬屋のひとりごと』が5週連続で首位独走中
『葬送のフリーレン』が3位になり、『薬屋のひとりごと』が引き続き1位です。5位に『俺だけレベルアップな件』がランクインされていますが、海外などでも再生数が回っているそうです。注目しています。
藤本タツキのマンガ「ルックバック」劇場アニメ化、6月28日に全国公開
SNSの評判を見ると結構否定的な意見が多かったですが、アニメもかなり作家性が出そうな感じですし、うまくハマったら傑作になりそうな気がしています。ただ、原作のボリュームを鑑みると映画にしては尺が足りません。どう脚色していくのでしょうか。
生成AIのビジネスチャンスは、GAFAが攻めてこないところにある
アニメカルチャーや製造業の強さを生かす、日本企業の勝ち筋
AIの分野でも日本は、良くも悪くも「ガラパゴス」なので、そこを活かしていきたいですね。IP分野は日本が得意な分野でもありますし、将来性は大いにありそうです。