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今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2024/10/1 #165

クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
10月はテレビの改編期でもありますが、各局とも広告費売上は厳しい状況にあるので、二次利用の市場が大きいアニメに期待がかかります。アニメ枠の新設や拡大の動きは、その現れでしょう。


グランプリは、『WcDonald's Campaign』に決定! 日本唯一のアニメ×異業種「アニものづくりアワード」in京まふ  表彰式スペシャルゲストの山根綺さんも祝福!

アニものづくりアワード実行委員会は、『京都アニものづくりアワード2024』の総合グランプリ、および各部門の入賞作品を「京都国際マンガ・アニメフェア2024」にて発表いたしました。

グランプリを獲得した「ワクドナルド」は話題性もピカイチでしたからね。受賞に納得です。また、弊社が企画協力している「城郭合体オシロボッツ」が地方創生部門にて金賞を受賞しました。嬉しいです。

テレビ局秋の番組改編 地域情報拡大、新指標導入で、より広い視聴者に

遅れてきた秋とともに年度の後半が始まる10月。民放テレビ局にとっては春からの編成戦略を振り返り、手直しや反転攻勢をかける時期だ。

新ファミリーコア層の「4~49歳」とは、幅が広すぎる気がします。きちんとしたマーケティングは可能なのでしょうか。なお記事の後半では、各局の「アニメ重視」の姿勢が紹介されています。放送外収入を得るためには、アニメがやはり有望です。

2024秋の新作&再放送など42作品放送 BS11のアニメ枠が超充実!

本BS放送(BS11)より、2024年10月クールに放送されるアニメ関連番組、全42作品が発表されました。新作アニメ、再放送など充実したラインナップです。

いつの間にかBS11は、MXと並ぶアニメが強いテレビ局になっていました。「全国のビックカメラ全店舗、アニメイト日本国内全店舗」で、BS11のアニメガイドブックも配布されます。MXもうかうかしてられませんね。

「秋葉原国際映画祭」11月に初開催、アニメ映画と秋葉原の魅力を国内外に発信

アニメ映画と東京・秋葉原の魅力を国内外に発信することを目的に立ち上げられた映画祭「秋葉原国際映画祭2024」が、11月9日から11日にかけて秋葉原エリアで開催される。

近年の秋葉原は「オタクの街」というよりも、インバウンドの街となっているので、アニメ+秋葉原のご当地性をミックスさせた映画祭は、企画次第では国内外に訴求できそうです。現在のところ、大きな資本も入っておりませんが、可能性を感じさせます。

ジェー・シー・スタッフ、公式通販サイト「J.C.STAFF STORE」がオープン!第1弾としてTVアニメ『2.5次元の誘惑』の新商品を発売

1986年にアニメ制作スタジオとして創業し、数多くの名作アニメを手掛けてきたジェー・シー・スタッフは、アニメ制作スタジオ公式通販として「J.C.STAFF STORE」をオープンする。

ようやくという感じです。ただ、自前でドメインを取得して独自に展開するのではなく、ムービックのサービス内で展開されるようです。ECは発送業務なども大変ですし、妥当でしょうね。


「アニメータースキル検定 公式教科書」が発売直後に重版決定

https://branc.jp/article/2024/09/24/1278.html

日本アニメフィルム文化連盟(NAFCA)が9月16日に発売した「アニメータースキル検定 トレス・タップ割り6,5級向け 公式教科書」が、発売から1週間を待たずに重版が決定。同時発売した素材集と合わせて販売される。

地味……と言ったら失礼になるかもしれませんが、こうした教則本で重版出来は珍しいです。SNSでも話題になっていたので、ブーストがかかったのかもしれません。いずれにせよ、アニメ人材育成にとってプラスなので喜ばしい限り。

ムンバイでコンテンツ関連イベント開催、日本のアニメ技術に高い関心

インド西部ムンバイで9月3~4日、コンテンツ関連のBtoBイベント「アニメーション・アンド・モア・サミット2024」が開催された。コンテンツ関連企業19社がブースを出展し、自社の作品やサービスについて紹介した。

インドは著作権が整理されておりませんし、単価も安いので、なかなか展開しにくい側面がありますが、それでも着実にコンテンツビジネスが根づきつつあるようです。まだまだ小規模ではありますが、今後に期待しています。

おぼっちゃまくん新作アニメ、来春インドで 成長続く社会にマッチ

小林よしのりさんのギャグ漫画を原作に、1989~92年にテレビ朝日系で放送されたアニメ「おぼっちゃまくん」の新作がインド市場に向けて制作されることになった。

2年ぐらい前に『忍者ハットリくん』がインドで制作され、逆輸入されましたが、今回の『おぼっちゃまくん』も同じような取り組みですね。シンエイ動画+テレビ朝日はインド方面の特別なラインがありそうです。

フロントウイングラボがグッスマと業務資本提携 ブシロードとは資本提携解消

アニメやノベルゲームの企画・開発を手がけるフロントウイングラボが、グッドスマイルカンパニーと資本業務提携を締結した。

制作会社をグループ内に取り込むのは、様々な業種で実施されているトレンドではありますが、今回は真逆の動きです。近年、TCGが非常に調子が良いブシロードは、アニメ制作会社とのシナジーがうまく見いだせなかったのかもしれません。



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