今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2024/10/8 #166
クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
秋アニメのシーズンに入りました。『ドラゴンボールDAIMA』の枠などはフジテレビの新設枠です。全体的に、ジワジワとアニメの新設枠も増えています。それだけ、アニメには事業機会があると見込まれているのでしょう。
アニメビジネスインサイト『データで見る2024年夏アニメの人気維持率』公開…「負けヒロインが多すぎる!」や「2.5次元の誘惑」の話題急上昇作品は放送中のプロモーション戦略が鍵に
興味深いデータが多々です。「2024年夏アニメの平均注目度維持率」については、やはり序盤の3話までが視聴の勝負ポイントですね。と言っても、単純にいわゆる「3話切り」ではなくて、1話目から急落しているので、1~3話が特に重要だということです。
「マチ★アソビ」来春開催へ 関係者にファンも加わり意見交換
今年は色々と紛糾して開催はできなかったですが、来年は県も開催する方向で動いているようです。イベントは続けてこそ、ブランド力も高まります。雨降って地固まるといった形で進められることを願っています。
「宇宙戦艦ヤマト」新作製作の権利を庵野秀明のカラーが取得、新作劇場作品として進行中
原作と製作の許諾が得られたのですね。かつて「宇宙戦艦ヤマト」の権利は裁判にまで発展するぐらい揉めてましたが、今はスッキリしておりますね。「宇宙戦艦ヤマト」も「シン」シリーズになるのかも注目しています。
サウジアラビアと日本の共同制作アニメ「アサティール2 未来の昔ばなし」、テレ東系列にて11月3日から毎週日曜朝7時に放送決定
11月から放送とは珍しいです。全13話ですし、本来であれば10月からだとは思いますが、マンガプロダクションズや東映アニメの意向なのでしょうか。また、1クールしかないので、商品化なども難しいかもしれません。スポンサー周りも気になるところです。
ボンズがアニメ制作部門をスピンオフ、新会社「ボンズフィルム」設立
ボンズ本体は版権会社になる方向なのかもしれません。詳細はまだ不明ですが、経営と現場を切り離す感じですかね。ただ結局、経営側もアニメ制作をやり始めてしまう会社もあるので、今後が気になります。
漫画やアニメの原画など 保存活用の新拠点 国が整備へ 文化庁
以前から原画などのアーカイブをどうするか議論されておりましたが、国立映画アーカイブ相模原分館に設置する方向のようです。「国は今後、特撮やゲームについてもこの拠点で同様の取り組みを進めたい」とのこと。予算なども含めて、ガラス張りで検討を進めてほしいですね。土壇場になって、つまずかないためにも。