アニメ産業の白書である「アニメ産業レポート2024」が今年も刊行されました。
「アニメ産業レポート」とは、アニメ制作会社を中心とした業界団体「一般社団法人 日本動画協会」が、アニメ産業の調査及び統計・分析をおこない、調査結果を広く発信することを目的としています。
様々なアニメ事業や論考のデータ元になることも多いです。
僕も執筆陣の一人として、「テレビアニメ」の項目を担当させて頂いております。
さて2023年のアニメ産業は、去年に続き過去最高の市場規模を更新しました。
直近の傾向として、コロナ禍のV字回復で市場が回復≒伸びていました。果たして、そのまま伸び続けるのか? 少し心配しておりましたが、杞憂に終わっています。
今回軽々と3兆円を突破したので、4兆円への道が開けてきた感もあります。
好調のポイントは、ここ数年のトレンドでもありますが、海外と配信です。そろそろ天井を打つだろうとの予測を覆して、力強い成長を遂げています。
また、海外への商品展開なども、最近は商社が力を入れ始めました。
来年も希望が持てるはずです。
例年通り、刊行記念セミナーも開催されます。
会場は、池袋のアニメ東京ステーションが入っているビルになります。よろしければ見学ついでに、セミナーにも足を運んでみてください!
追記:各社によるセミナーのレポートです。
【NHK】アニメ産業の市場規模 初の3兆円超え 海外展開の好調続く
【朝日新聞】3兆円の壁、アニメ市場は6年で突破 小原篤のアニマゲ丼