今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2024/12/10 #175
クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
12/13に「アニメ産業レポート2024」が刊行されます。2023年度のアニメ産業もひじょうに好調でした。アニメのニュースをキュレーションしている本noteでも、前向きな話題を取り上げることが多かった気がします。来年も期待が持てそうです。
日本のアニメ市場規模、1年で4,000億円超と急拡大 3兆円の大台を大幅に突破…AJA公表
「アニメ産業レポート2024」が今年も刊行されます。アニメ産業市場は、3兆3,465億円となり2桁成長を遂げました。なお、今回のアニメ産業レポートでも、私が執筆員の一人として参加しております。セミナーもおこなわれるので、ご興味ある方はどうぞ!
※(関連情報)「アニメ産業レポート2024」刊行 及び、「刊行記念セミナー」開講のお知らせ
『ブルーロック』『バババ』など放送の新アニメ枠 IMAnimationはアニメ産業の新機軸に?
インタビューの中にもありますが、IMAnimationのアニメ枠が生まれた経緯は「端的に言うと、枠の数が足りなくなってきたんです」とのこと。ライセンスや海外で展開できるアニメは、テレビ局にとっても放送外収入を得られる貴重なコンテンツです。今後も更に機会≒枠の増大が見込まれると思います。
「カグラバチ」が"サイバー・松竹連合"でアニメ化へ
「サイバー・松竹連合」といっても、長期的な提携の動きはまだ見られないので、あくまでも『カグラバチ』の成功次第でしょうね。しかしまあ、「コンペではPVをつくらされる」とサラッと重要なことが書かれています。PVを制作するにしてもスタッフの確保は必要ですし、費用も数百万円程度かかります。制作会社にとっては意外と負担が大きいですが、原作確保のためには避けては通れないのでしょう。原作側の政治的なパワーも、前に比べても強くなっています。
アニメファンに照準、観光や食品関連企業もフェスティバルに出展
AFAは「アジア諸国を中心に毎年10万人以上が集まる」アニメ系の展示会です。既に定着している大きな展示会ではありますが、紙袋の製造会社など、間接的なアニメ関連企業も多く出展しているのが特徴的ですね。
リメイクアニメはなぜ批判されるのか メディア間“翻案”の歴史からみるリメイクの創造性
優れた論考です。オリジナルの作品は、既存ファンの中でも完結しているものなので、リメイク作品は「寝た子を起こす」ようなものでしょう。一方で『ゲゲゲの鬼太郎』のような成功例もあり、考えさせられる記事でした。
「ガンダム」最新作「GQuuuuuuX」始動!スタジオカラー×サンライズが初タッグ 主演は黒沢ともよ
制作は、カラーとサンライズ。製作の方は、バンダイナムコフィルムワークスになっています。多くのシンエヴァのスタッフが参加していますが、テイストは完全に監督の鶴巻和哉さんですね。良い化学反応を期待したいです。
U-NEXT、2024年の人気ランキングを発表 アニメでは『薬屋のひとりごと』が首位獲得
アニメの(見放題)ランキングは以下の通り。
薬屋のひとりごと
テレビアニメ「鬼滅の刃」柱稽古編
葬送のフリーレン
マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編
転生したらスライムだった件 第 3 期
【推しの子】第 2 期
怪獣8号
呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変(第 2 期)
ダンジョン飯
僕のヒーローアカデミア(第 7 期)
『薬屋のひとりごと』と『葬送のフリーレン』がベスト3に入っていますので、2024年度は日本テレビの一人勝ちですね。配信で人気のアニメもキー局で展開されるものが多い傾向です。