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音楽療法士のつぶやき 「とりどりの音楽 2.12.2025.」
こんにちは!
梅が咲き始めましたね。2月中旬なのに春一番吹く?!などと言われていましたが、北風ヒュルル〜ンルンルンル〜ン♪(北風小僧の寒太郎 by みんなのうた)に変わりました。「春は名のみの 風の寒さや〜♪」(日本の唱歌:早春賦)まさに!
そんな中、週一回定期的にセッションをしている高齢者施設へ着くと、エアコンが壊れたと、スタッフさん大忙しで。灯油ストーブや電気ストーブがフル稼働で大変なことに。こういう時こそ!音楽療法で「太鼓叩いて歌えや〜踊れ〜」温まりましょう♪(っというのも「音楽療法の時間は部屋の温度が1〜2度上がるよね〜」っとスタッフさんと話が出ましたよ。)
音楽療法のプログラムは、参加されるクライアントさん方のその日の様子や、天候、リクエストや前回からの流れ(アプローチ)などなど、いろいろな条件を加味して立てていきます。
今日は、前回のセッション同様、心身が温まる曲、民謡の『草津節』からスタートしました。通常おこなっている参加型スタイルで能動型セッション(受動型セッション兼)ですが、まずは私が和太鼓を叩いて、みなさんの心身をほぐし覚醒を促しつつアカペラで歌唱活動(&手拍子&踊りなど)を促していきます。
いつもの音楽会♪という定着があることで準備性が高く、どんどんと皆さんの身体がリズムに乗り、表情も和み、声が出てきます。特に和太鼓の音は、皆さんの耳に届きやすく琴線に触れ、速いアプローチでフロアが一つになっていきます。
ただし、和太鼓の音が耳に触る方もいらっしゃいますので、声掛けや太鼓の演奏位置など、事前に配慮して場を作っていきます。そして、叩く音量調整には神経を使って、小さすぎても大きすぎてもいけません笑。最初は驚かれても、次第に慣れて乗ってくる方もいらっしゃいますので、皆さんの様子をよく観察しながら「歌えや踊れや」とワクワクする時間がこれから始まりまーす!っと演出していきます。
「小さい時に家族と一緒にね、草津温泉いったのよ。煙がもくもくと、あたたかかったわ」など、回想に導かれる方(90代女性)がいらっしゃいました。「雪はありましたか?」ー「はい、ありました!」。。つづく。。。っと一緒に思い出し、皆さんとシェアする時間は、とても温かい気持ちになります。「また、一緒に歌いましょうね♪。」とお約束しました。
※「北風小僧の寒太郎」1974年に堺正章さん、1981年に北島三郎さんが歌っています。1970年生まれの私は、どちらのバージョンが耳に残っているかな?っと聞き比べ、、、するまでもなく笑。イントロの口笛で「あぁ!堺さんだ」っと懐かしく聴きました。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました!