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『生きる意味』への興味

こんにちは!みき亭です。
ここのところ、若干ですが、、、投稿頻度を増やすことが出来てきて、noteを書くことにやっと慣れてまいりました。少しずつですが、クリエイターさん方の記事を読む余裕も出来て、勉強させていただいています!

人生54年も経つと、1日1日、生きられることのありがたみを実感できるようになって、笑。年を取るのも悪くないと思えるようになってきました。そんな折、上田紀行氏の著書『生きる意味』と出会いました。リベラルアーツに興味があり、研究をされている上田さんの本を読んでみようと調べていて、このストレートなテーマに興味が沸いたのが、キッカケです。

リベラル・アーツとは「自由学芸」や「教養諸学」とも呼ばれており、学術論文では自由人の諸技術とも表記される。

Wikipedeia  リベラル・アーツより引用

2005年1月に第一刷発行されてから20年近く経つのですが、その内容は、なるほど!今の日本社会が作りだされた背景について、こういう考え方があるのか!っと、現代社会の捉え方の一面として、振り返りながら読んでいます。と同時に、自由業を生業としてきた身としては、今までの苦労や生きづらさの要因をまとめていただいて、スッキリした!清々しさを感じています。

「数字こそがQOL(クオリティ オブ ライフ)」の時代ではなく、「自分の幸せは何か」「自分にとってQOLの高い生活とはどのような生活か」ということを最初に考えなければいけない時代になったのである。

※QOLとは、「自分の生存状況についての、満足、生きがいなどの意識を含む全般的主観的幸福度」である(『終末期医療II』1993)

上田紀行著『生きる意味』岩波新書より

私が従事している音楽療法(主に高齢者施設にて)は、私たちやクライアントさん方のQOLの向上にも力を注いでいます。数字では表せない目に見えずらい精神的豊かさを求めて、「今、ココ」を共に生きる時間を、より豊かにしようと試行錯誤を繰り返しながら、日々、音楽やコミュニケーション技術などの質を高めています。音楽療法は、海外では有効な治療法として認知されてますが、上田氏の言うところの「数字信仰」の強い日本の社会の中では、その重要性がなかなか評価されづらい活動です。(数十年、国家資格化が進まないことからもわかります…)

コロナによる影響や追い討ちをかける不景気、災害が精神的ストレスを生み続ける今の時代こそ、生活の質(プライスレスな)を高めるための知恵を磨く時なのかと、改めて思います。っといっても、そうそう簡単にはいかない。。。すぐに社会を変えることが出来ない。でも、生活者である自分の意識を、自力で高めていくことが大事かなっと思います。

本を読みすすめていくうちに、どうやら、わたしにとっての「生きる意味」は、音楽する暮らしの中にあるナっと覚悟が芽生えてきました。これからも、引き続き生きづらさや苦労と対面しながらも、心の幸福度を高める生活を求めて、試行錯誤して生きていこうか、面白がりながら。そんな勇気を与えてくれる本でした。

noteでは、そんな「音楽する暮らし」を記録していけたらと思い、クリエイター名を「音楽する暮らし」にすることにしました。人生の折り返し地点を迎えた今、リベラルアーツを体現して、表現していけたら面白いなっと思ったりしています。

今後とも、よろしくお願いいたします!

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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