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映画のはなし。〜その1 すずめの戸締り〜

どうも、CoDです。

今日はビジネスだのマインドだのを一旦忘れて映画の話します

大ネタバレなので、まだ観てない方は先に進まないようお願いしますー

君の名は。に衝撃を受けてから早6年
前作に比べると若干の物足りなさを感じつつもやはり感動させてくれた天気の子から3年
死んでも劇場で観る監督リスト上位の新海誠監督の待望の最新作

一言で表すとボディブロー
メイウェザーばりのおんもいやつ
君の名は。天気の子 の爽快感や心をスパーーンと突き抜けるような感動を求める人にはちょっと刺さりづらいかも?

まず扱ってる題材がものっそい重い
まだ傷癒えぬテーマにこれ今やって大丈夫か?って余計な心配を抱えたけど
特典の監督へのインタビュー読んでようやくなるほどってなる感じ
緊急地震速報が劇場中に鳴り響く演出はかなりトラウマティックでリスキーだなぁと
自分自身も嫌なぞわぞわを感じながら思いました

ただそれだけシリアスな展開なだけに過去一コメディ要素も強く
現代をちゃんと理解した上で制作に臨んだんだなぁって勝手に感心してました笑

全体的な色で言うと
もののけ姫とハウルがすごく頭をよぎった
新海誠監督ならではの美しくも根源的な恐怖を掻き立てるシーン作りを期待してた身としては
ジブリとかぶって そこで勝負(したつもりないと思うけど)したら流石に霞むなぁと思ってしまいました

ただとにかく話題性を作中に盛り込むのが上手い
思わず調べたくなるような戸締りの時詠唱するおまじない
実世界にいそうな懐メロ大好き大学生
新海誠ファンを沼らせそうなレベチのイケメン
そのイケメンが封じ込められたぬいぐるみ化必至の動いて喋る椅子

正に自分の立ち位置を理解した上で過去の悲劇を風化させまいと足掻いた素晴らしい作品だったなぁと

伏線の張り方と回収の仕方は君の名は。に似た部分を感じました
インパクトは劣るけどね。
まぁあの衝撃にはあの時までもそしてこれからも越える作品は現れないと思うけど笑

普遍的なシーンにふと挟まるカットで時々垣間見える健康的なエロさも新海作品の醍醐味だと思ってるんだけど
今回もその辺はいかんなく発揮されとりました笑

ここんとこ劇場で見る映画たちはスパイダーマンノーウェイホームを除いて必ず寝落ちしてたんだけど
今作は寝不足で重たい自分の目をギンギンにかっぴらかせてくれました笑
賛否あると思うけど比較とか抜きで一作品としてとっても好きです

またもう一度観たいけど ちょっと時間空けたいなぁ笑
インタビューでは過去の悲劇を受け止めて弔う 一つの段階として受け止めて 今ある生を喜んでもらえたらってあったけど
あの震災を神奈川で経験した僕でさえあの時の沢山の重たい感情や悲しい情景を思い出してしまった
東北出身の方はどう受け止めるんだろう?って不謹慎ながらとても思ってしまいました。

僕にはまだ本当に身近な人の死は一度しか訪れてないから
この作品の受け止め方はそうでない人と違ったものなんだろうなと
多くのジブリ作品と同様にこの先の人生の中で
何度も違う観点で観れる作品になりそうだなぁ

最近地震が多いのもあるし
ある種の警告として
また日々の人生への感謝のリマインダーとして
感情やら思考やらがゆっさゆっさされた作品でした。

緊急地震速報が苦手な人トラウマな人はまじで劇場で観ない方がいいです(最後に書くことじゃねぇ

色んな考察やら人の感想聞くの楽しみ!

最後まで読んでくれてありがとうございました
よき映画ライフを!

CoD

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