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お正月の絵本オススメ3選

クリスマスも終わり、もうすぐお正月ですね。今回はお正月にゆっくり読みたい絵本をご紹介します。

『こたつ』
麻生知子/作 福音館書店 2020

初めてこの絵本を読んで、すぐに麻生知子さんのファンになってしまいました。大晦日のある家族のこたつでの様子を定点で描いた絵本。細かい描写と温かみのあるタッチ。あ~、なんだか懐かしいな。お正月っていいなあとこの時期には手に取りたくなる1冊です。同じく麻生さんの『なつやすみ』もおすすめ。『レストランふろ』もシュールで好き。

『おもちのきもち』
かがくいひろし/作 講談社 2005

お正月といえばこちらは外せません。たごさくさんの家から逃げ出したかがみもち。さあいったいどうなる!?読み聞かせではあまり声色を使ったりしない方がいいと言われますが、かがくいさんの絵本を読むときはついキャラクターに入り込んじゃってこちらもウキウキ楽しくなっちゃいます。こちらかがくいさんのデビュー作なんですね。展覧会の公式図録でもあるこちらの本もとても感動しました。かがくいさんの子どもたちへの愛情がしっかり伝わってきます。もっと作品を見たかった…。

『十二支のはじまり』
岩崎京子/文 二俣英五郎/画 教育画劇 1997

この時期にこそ読んであげたいテーマってありますよね。そのタイミングを逃さずに、いい絵本を選ぶのって難しい。民話や昔話はなるべく子どもに見せる前に下読みをするようにしています。内容があまりに端折られていたり、結末がハッピーエンド過ぎたりするものは避けるようにしています。残酷であっても、そのストーリーが残ってきたことに必ず意味があると思うのです。後は声に出して読んでみてつっかえず、読みやすい文章のものが個人的には好きです。十二支のお話はやっぱり1月に読みたいですね。

12月はバタバタしていてあまり読書ができず…。図らずもコロナになってしまい、時間はたっぷりできてしまったので、お正月はたくさん本を読みたいと思います。

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