2023年のマイベストソング
2023年のマイベストソングは、昨年リリースされた曲だけではなく「昨年の印象的だった音楽トピックス」を軸に選曲した個人的なものです。
流行りの曲を追っかけることに一生懸命だった10代と比べ、音楽の聴き方はかなり変わりました。
・Ub(You bet on it) / GRAPEVINE
・more than words / 羊文学
・紫陽花 / 椿屋四重奏
・LOVE ROCKETS / The Birthday
・世界の終わり / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
・世界はこのまま変わらない /くるり
・青春の瞬き / 椎名林檎(東京事変ver.)
・世界でいちばん好きな人 / KAN
・Control / BONNIE PINK
・PARTY / TRICERATOPS
夏に椿屋四重奏が(オリジナルメンバーではないけど)期間限定で復活、一方でくるりは岸田くん、佐藤さん、森さんというオリジナルメンバーが再集結しアルバム『感覚は道標』のリリースとツアーがあったこと。生きてたら、こんなこともあるんだなと思いました。
椎名林檎さんは今年でデビュー25周年。東京事変も含めて林檎熱も高まる1年でした。
GRAPEVINEは、いつもならもっとたくさんバインのライブに行く人だったんですけど、昨年はフェスを含めて4本だけ。
ただ限られた本数とは言え、ミュージシャンとしての自覚を取り戻し、どんどんパワーアップしていく田中さんの復活劇を見届けることができて良かった。
…という感慨深さを味わいつつも、11月にはKANさん、12月にチバユウスケ氏と間が空くこともなく届いた訃報には打ちのめされてしまいました。
いや、年明けから訃報が続いた2023年は、なんだったんだろう?そういう年回りだったとしても、音楽が好きな人にとっては喪失感との戦いみたいな年になったのではないでしょうか。
でも12月にリリースされた羊文学のアルバム『12hugs(like butterflies)』と、同月に行われたビルボードライブ東京のBONNIE PINKのライブにかなり救われました。「悲しいことばかりじゃない」って我に返ることができたし、つくづく音楽好きで良かったなと思いました。
ラストは2023年の大晦日にライブを観に行ったTRICERATOPSのセカンドアルバム『THE GREAT SKELETON’S MUSIC GUIDE BOOK』より。アルバム発売から25年目を祝してのリビジットツアー追加公演でした。このアルバムは、私の青春時代を彩ってくれた大切なアルバムの1枚。
10代の頃に恋い焦がれるように聴きまくったバンドは尊い存在です。この歳になって、あの頃に出会ったたくさんのバンドが私を肯定してくれていたのだなと気づいた2023年でした。
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