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2024年を振りかえる「好きなものを好きでいる気持ち」

2024年。チバユウスケの訃報を引きずったまま年が明け、気づけばいつもミッシェル・ガン・エレファントかThe BirthdayかROSSOばっかり聴いていたと思う。無事チケットが当選したので、1月19日に「献花の会」へ行った。お別れの会的なイベントに行くのは初めてだったけど、ああいう場所に行くと一気に現実味が押し寄せて来る。泣き続けた。1月27日には、久しぶりにストレイテナーのライブへ。正直「バンド」のライブを観ることには抵抗があった頃で、少し辛かったけど、この日をきっかけに少しずつ前向きな変化が起きた。

5月1日、GRAPEVINEとHedigan'sの対バンを観たときに、かつてミッシェルがこの日の会場「恵比寿ガーデンホール」でライブをしていたことを思い出した。SNSで現地情報を追いかけ続けたアラバキロックフェスでチバのトリビュートステージを終えたばかりのYONCEと、同じくアラバキで共演したことがあるGRAPEVINEのメンバーだったりと(もちろんストレイテナーもそうだが)、私の好きなミュージシャンの多く人にチバとのつながりがあって、彼らは変わらずステージに立ち続けていることに気づき、なんだか妙に胸が熱くなった。

「メソメソしてばかりいても人は前に進めない」と、5月を過ぎると(少しづつだが)そんな風に思えるようになった気がする。そして、チバの命日から半年近く経つと、ここでようやく本当の年が明けたような気分になった。

そんな2024年は私なりに動いた1年だったと思う。ロックバンドをはじめとした音楽や映画に本などなど、とにかく「好きなものを好きでいる気持ち」を胸に、会いたい人には連絡を取り、興味のあるイベントには足を伸ばしてみる。をやってみた年。

ただ、日程が仕事の繁忙期と重なったライブには行けなかったし、遠征直前に体調を崩したときは泣く泣くライブも旅行もキャンセルしたし(落ち込んだし)、いつどこにいても頭の中では仕事がチラつき思いっきりライブを楽しめないほど病んでいた時期もあった。が、そういう自分を救ってくれたのも、やはりライブや映画といった私が10代の頃からずっと好きなものたちだった。

2025年も引き続き「好きなものを好きでいる気持ち」を掲げ行動していきたいと思う。

ライブ

OriginalLove ×GRAPEVINE(1/21 Zepp DiverCity TOKYO)
ストレイテナー (1/27 KT Zepp Yokohama)
LOVE PSYCHEDELICO(2/17 Billboard Live 横浜)
LOVE PSYCHEDELICO(3/9 Billboard Live 東京)
ウエノコウジ56歳誕生祭~3x3x3~(3/30 配信 京都磔磔)
toconoma×Kroi×GRAPEVINE(4/6 )
古内東子(4/7 Billboard Live 横浜)
羊文学(4/21 横浜アリーナ)
GRAPEVINE×Hedigan's(5/1 EBISU GARDEN HALL)
土岐麻子(5/5 Billboard Live 横浜)
ZION(5/24 品川教会グローリアチャペル)
OriginalLove(6/1 関内ホール)
GRAPEVINE(7/13 日比谷野外音楽堂)
OriginalLove(7/21 人見記念講堂)
フジロックフェスティバル2024 syrup16g etc…(7/27~28 YouYube 配信)
フジファブリック(8/4 東京ガーデンシアター)
土岐麻子×BONNIE PINK×NONA LEEVES(8/18 I’M A SHOW)
安藤裕子(9/21Billboard Live 横浜)
Mr.Children(10/27 Kアリーナ)
ボロフェスタ Hedigan's(11/2 京都KBSホール)
BONNIE PINK(11/15 ビルボードライブ横浜)
Hedigan's (12/13 YouTube 配信)
YUKI(12/22 東京ガーデンシアター)

印象的だったライブイベントはこの12本

その他

チバユウスケへ献花の会「thanks!」(1/19 Zepp Divercity TOKYO)
over the sun「幸せの黄色い私達」(1/26 DAY1LINE CUBE SHIBUYA 1/27DAY2配信)
横濱ゴスペル祭(8/11 神奈川県民ホール)
堀井美香 Yomibasyo Vol.5ピアノで綴る音楽朗読「母」(10/19 東京文化会館)

映画

○「夜明けのすべて」

PMSとパニック障害という、ふたりの主人公が抱えるセンシティブなテーマを題材にした映画。それを「どのように扱ったのか?」が、とても気になるところだったが、押し付けがましさが全くなくて、胸にあたたかさが残るとても良い映画だった。

○「PERFECT DAYS」

役所広司演じる平山はSpotifyの存在を知らないが、別に知らなくても音楽は聴くことができるから、困らない。つまるところ、どんな家に住もうが、どんな仕事をしていようが、ひとりでようが、誰といようが、それが自分にとっての幸せがわかっていれば「perfect」なのである。鑑賞後はルー・リードの「Perfect Day」が耳からずっと離れない。私の生きている現実世界と映画の世界は繋がってるように感じた。

○「SONG OF EARTH」

大自然と共に生きていると時に生死にかかわる事態にも遭遇するが、お金では決して買えない「人生の豊かさ」を得られるのだと思う。その壮大な世界に圧倒された。観ているとどんどん気持ちが浄化されていく、まるでメディテーションのような作品だった。

ウォンカとチョコレート工場のはじまり
ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE”
プリシラ
ボブ・マーリー ONE LOVE
ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ
ボレロ 永遠の旋律
リトル・ダンサー(デジタルリマスター版)
I Like Movies


ドラマ

ブギウギ
虎に翼

久しぶりにNHK 朝の連続テレビ小説にハマった2024年。「ブギウギ」、「虎に翼」ともに戦前~戦時中~戦後にかけてが物語の舞台。その時代を生き抜く人々(主に女性)の姿に共感したり、「虎に翼」では総力戦研究所や原爆裁判など、歴史の授業では教えてもらわなかったが実際に存在していた組織や起きていた事実を知り、非常に考えさせれた。


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coco
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