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10/17 GRAPEVINEを観に浜松窓枠へ.

 10月5日の東京・恵比寿リキッドルームを皮切りにスタートしたGRAPEVINE Tour 2017は、新潟、長野、そしてVo&G田中和将の出身地である”俺の街”神戸(兵庫県)を回り、ツアー5公演目となる会場は、静岡県浜松市にあるライヴハウス浜松窓枠。今年バインはSuchmosとの対バンで一度来ているので2度目の登壇になります。私自身は初めて訪れたのですが、天井が高くて正方形の、雰囲気でいうと赤坂ブリッツに似ているような。しかしキャパ400人という小箱です。ツアーは始まったばかりなので、詳細は避けますけれど、メモ程度(というかほぼ自分の記録用として)にTwitterのレポを張り付けておきます。

 ライヴを振り返ってみて今一番思うことは、日本の音楽市場は、オルタナティヴと大衆性を意識したメジャーなもの(メインストリーム)に分けられるけど、バインってそのどちらにも当てはまらない。デビューから20年、本当に独自の道を進んで来たのだなぁ…と。やはりバインってソウル等の黒人音楽がルーツにあるバンドだなと感じるし、かと言えばアバンギャルドに既成概念をぶっ壊していく狂気性も携えていて。歌詞については、並ぶ言葉の美しさ、親しみやすさがこのバンドのポップス性を高めつつも、ネタを色々仕込んでいて一筋縄な内容には絶対にしない。一言で言うと「変幻自在」なんですよね。そして、この状況を可能&維持している今のバインって、メンバー自身が理想としてきたロックバンドのカッコよさを放てているんじゃないかなと思います。

 私の場合、それこそ音楽性について良くわかっていない、理解しようともしなかった20代の頃に、すっごい渋いバインの曲を聴いてしまうと、一瞬「なんだこれ?」と正直思って、飛ばしがちだったんですよね。それでも、ライヴで聴くと「やっぱりカッコいいわ」と思って、翌日からガンガン聴いていて。そんなことを20年近く懲りずに続けてこれたのは、いつだって辿り着く結論がカッコいいの一言だったから。だから20年近く飽きることなく聴いてこれたんだと思うし、今回のツアーは私(だけではなく全国にいるバインファン)が彼らを好きでいたその時間が肯定されるような、幸福感があります。

おまけ。MC、可笑しかったです。

注意)さっちゃんとモスモスとは、そのSuchmos(サチモス)のことです(笑)!

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coco
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