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【2021年】おすすめコモディティETF『GSG・DBC・DBA』インフレ懸念で上昇期待!

こんにちは、米国のインフレに危機感を感じる『ここ屋』です。

2021年の米国市場は、引き続きハイテクブームで年を明けました。

しかし、その後は長期金利の上昇、コロナワクチンの普及、経済活動の再開などにより、株価の不安定な状況が続いています。

さらに5月に入ると、懸念されていたインフレが加速し、米国の消費者物価指数(CPI)は予想を上回る4.2%と市場を動揺させる数値となっています。

このような不安定な状況下で、底堅い値上がりをしているのがコモディティです。

今回の記事では、2021年注目のコモディティETFにスポットを当て、おすすめETFの比較解説をしていきたいと思います。

コモディティとは

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コモディティとは、日常生活では聞きなれない言葉だと思います。

投資をしていれば耳にすることもあるかと思いますが、知らない人のために簡単に解説しておきます。

コモディティとは一般に商品のことを指す言葉です。コモディティ投資とは、商品先物市場で取引される商品に投資することです。

ではそのコモディティ(商品)には、どのような種類のものがあるのでしょうか?

コモディティの種類

コモディティの種類とは、一般には以下のようなものがあります。

・エネルギー(原油・ガソリン・天然ガスなど)
・貴金属(金・プラチナ・銀など)
・穀物(大豆・トウモロコシ・小麦など)

貴金属への投資は、金への投資がもっともポピュラーです。

金に投資できるゴールドETFは、以前にこちらで解説しています。

では、金以外のコモディティへ投資できるETFには、どのようなものがあるのでしょうか?

おすすめコモディティETFは『GSG・DBC・DBA』

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おすすめコモディティETFは『GSG・DBC・DBA』の3銘柄です。

それぞれの特徴を【概要】【過去リターン】【構成セクター】【チャート比較】に分けて比較解説していきます。

おすすめコモディティETF【概要】比較

おすすめコモディティETFの概要比較を確認してみましょう。

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コモディティETFは、分配金がないことが特徴のひとつです。

また、インデックスファンドに比べると経費率は少し高めですね。

おすすめコモディティETF【過去リターン】比較

おすすめコモディティETFの過去リターンを確認してみましょう。

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年初来リターンはS&P500をアウトパフォームしているのと、1年リターンはすさまじいものがあります。

おすすめコモディティETF【構成セクター】比較

おすすめコモディティETFの構成セクターを確認してみましょう。

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DBAは農業と家畜のみで構成されるETFなのがわかります。

また、GSGとDBCの半数近くは、エネルギーセクターで構成されています。

おすすめコモディティETF【チャート】比較

2021年の年初来チャート比較を確認してみましょう。

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GSG(青)とDBC(赤)はほぼ同様の値動きをしています。DBA(緑)は少し出遅れていますが、3銘柄ともS&P500(水色)を大きくアウトパフォームしているのが見て取れます。

ちなみに、この比較チャートは『Yahooファイナンス』を使用していますが、無料で色々な機能があり非常に便利です。
詳しい使い方は、こちらの記事で解説しています。

2021年なぜコモディティ価格が上昇するのか?

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2021年なぜコモディティ価格が上昇するのかと言うと、理由はいくつかあります。

またこれらの理由が重なることで、急激な上昇が期待されています。

コモディティ価格上昇の理由

・インフレへの懸念
・景気の回復による消費拡大
・バイデン政権のインフラ投資
・コロナ回復に出遅れで割安・インフレへの懸念

ひとつずつ簡単に解説していきます。

インフレへの懸念

インフレ懸念が、コモディティ価格上昇の最大の要因と言っても過言ではありません。

ではなぜ、インフレがコモディティ価格を押し上げるのでしょうか?

理由は単純で、インフレ(物価上昇)時には実物資産の価格も上昇するからです。

一方、現金の勝ちは下落すると言っていいので、投資家の資金は自然とコモディティへ流れ込みます。

一般的に、通常のインフレは経済成長にとって好材料になると考えられています。

しかし、急激なインフレ上昇は市場に混乱を招きます。

現在の米国の経済事情はというと、コロナショックからの回復のためにFRBによる量的緩和措置が取られています。

これにより株価は上昇を続けていますが、量的緩和の継続はインフレの上昇を招きます。

もちろんFRBとしても急激なインフレは避けなければならないことは承知していますが、失業率の低下の目標が達成されるまで、量的緩和の縮小(テーパリング)はできません。

皮肉なことに、政府の失業者給付金が充実していることが、米国民の就労意欲を下げることにつながってしまったからです。

景気の回復による消費拡大

景気の回復による消費拡大は、結果的に物(コモディティ)の値段を押し上げます。

ワクチン接種が進むにつれて、米国の経済は着実に回復に向かっています。

飲食業や販売業に関しては、コロナ水準前に向かっているとのことです。

しかし、就業者不足が深刻となり割高な人件費を支払うマーケートが増えている状況です。

人件費がアップすることによる、商品の値上げを加速させる要因にもなっているのです。

すでに、住宅需要が増えることで材木の価格が上昇しており、工業用金属の需要も急増している状況です。

バイデン政権のインフラ投資

バイデン大統領は3月末に、8年間で2兆3,000憶ドルのインフラ投資計画の発表をしました。

今回のインフラ投資はポストコロナ経済政策の目玉という位置付けですが、工業用鋼材やエネルギーの需要の急増により、コモディティ価格の値上げは必至と考えて良いのではないでしょうか。

コロナ回復に出遅れで割安

2020年のコロナショックで市場全体の価格は大暴落を見せました。

しかし、その後の米国政府による経済政策や、FRBによるゼロ金利政策や量的緩和などで、ほどなくマーケートは回復を見せました。

特に敏感な反応を見せたのが、ステイホーム銘柄のハイテク株です。

景気の循環にはアノマリーがあり、ハイテクブームの後は、バリュー株のターンがあります。

買われ過ぎによるハイテク株の割高感が高潮に達すると、投資家たちのお金はバリュー株に流れます。

その後、金融セクターやエネルギーセクターに資産が流れてくるようになり、最終がコモディティです。


以下は2020年2月のコロナショック前から、暴落後の回復の状況です。

S&P500(水色)に対して、コモディティETFの回復が遅いことが見て取れます。

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次に直近1ヶ月(2020年4月~5月)のチャート比較です。

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コモディティETFの3銘柄が、S&P500(水色)を遥かに凌駕しているのがわかると思います。

今まさに、コモディティのターンが来たと言ってもいいと思います。

コモディティ投資のデメリット

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コモディティ投資へのデメリットについても紹介しておきます。

・分配金がない(キャピタルゲインのみ)
・政治や為替の影響を受けやすい
・災害・天候に影響を受けやすい

通常のETFですと、分配金があります。

高配当ETFなどは4%以上のものもありますが、コモディティETFには分配金が出ないというデメリットがあります。

また、コモディティの価格は、政治や為替、災害や天候などに影響を受けやすいと言った特徴があります。

これを予測するのは非常に困難なため、コモディティ投資のデメリットと言えます。

おすすめコモディティETFまとめ

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おすすめコモディティETFのまとめをします。

・コモディティとは物(商品)のこと
・そのカテゴリーはエネルギー・貴金属・穀物に分類される
・おすすめコモディティETFは『GSG・DBC・DBA』
・コモディティ価格は今後上昇の期待が高まる
・コモディティ価格上昇の理由は4つ
・インフレ懸念・景気回復・バイデン政策・出遅れ割安
・コモディティ投資にはデメリットもある

投資は自己責任ですので、自分のリスク許容度を理解して、投資を楽しんでください。

リスク許容度に関しては、こちらの記事で解説しています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ではまた、別の記事で。

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