プロの里芋栽培Part-6「種芋」
今回は、3月6日、種芋の準備です。
My Farmで栽培しているのは「どだれ」と「はすば」です。いずれも、里芋の代表的品種です。
種芋は、種苗店やホームセンター、インターネットなどで購入できますが、プロは、栽培した里芋の中から、種芋に適したもの(芋)を選んで、次の作付けの種にします。したがって、プロが栽培する里芋のDNA(遺伝子)は、何年も、何十年も、その農家で引き継がれたものです。まさに、「うちの里芋」なわけです。
里芋は、3〜4月頃植え付けて、9〜12月頃収穫します。12月の上旬から中旬にかけて、畑に深さ1メートル位の穴を掘り、この中に収穫した里芋を、基本的にかぶのまま収納し、次の種芋にします。また、1〜3月頃に穴から出して、出荷することもあります。
里芋のかぶ(ひとまとまり)は、親芋、子芋(こいも)、孫芋で構成されます。
真ん中にあって、一番大きいのが親芋です。親芋に直接くっついているのが子芋(こいも)です。プロは「こがしら」と呼びます。「こがしら」にくっついているのが孫芋です。里芋として流通しているのは、「孫芋」と「こがしら」です。
大きさが手頃で形の良い「孫芋」と素性の良さそうな「こがしら」を選んで種芋にします。
埼玉県地方で出荷される里芋の選別と、種芋の選択の詳細、里芋の疫病対策としての種芋の消毒については、有料記事となります。
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