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例え傷ついても、愛されなくとも、自分の舵は自分だけのものだ。誰かに理解されることを望まなくてもいい。あなたはあなただ。私は私だ。それだけで充分すごいことなんだよ。




メモとボイスメモを整理している。
私を見返している。
籠って籠って描き溜めてきた言葉たちは、ほとんどが叫びだった。
昔の頃を思い返せば、今当たり前にできることも結構難しかったように思う。
自分嫌いの私。
前よりは好きになれてるよ、自分のこと。本当に。
でも今も完全に過去形にはできないのは、自分のことを好きになれば周りから嫌われてしまう、そんな風に思っている私がまだ少しいるからだと思う。そして怯えている私がいるからだと思う。
情けないけど、これが現状だ。
自分嫌いの私がセルフプロデュースをしているのは矛盾なようで、必然的だと思う。
ずっと長い時間をかけて、自分と向き合うことができる、『向き合わなければいけない』と思うほど追い詰めてしまうときもあった。
でもそれほど根気強く本気で向き合った結果、"HSP"という言葉に出逢えた。自分嫌いを克服したくて、自分のことを問い詰めて問い詰めて知っていくと自分の中の"普通"が"そうではない"と知ることができて、とても楽になった。
その中で『自分のことを好きになる努力をする』と言うこと自体が間違っていたことに気づきました。
なんで好きになれないんだろう、こんな自分じゃダメだとか、自分の理想とする"自分像"になることができなくて負のループに入ってしまってばかりだった。
そうではなくて私に必要だったのは、在りのままの自分でいるということでした。無理に好きになんてなれないよね。
周りの人と同じにできないことに悩まなくていい。
私は私なのになぜ私が嫌いなの?そうやって責めることもしなくていい。
自分のことが大好き=自分勝手なんていう固定概念を植え付けられて、または思い込むことで『周りに合わせること』が第一になってしまった。
もちろん"空気を読むこと"は大切なことだ。でもそれは"自分を殺すこと"ではない。
波風立たないように言葉を選んで相手を優先させることで穏やかになるならそれを選んできた。争いは嫌いだ。でもだからってあまりにも自分を殺し続けると本当にいなくなってしまうんだよ。わからなくなってしまうんだよ。戻って来れなくなるかもしれない。その恐ろしさを私は知っている。
だからこれを読んでくれたあなたに伝えたい。
舵を取るのはいつだって自分でいいんだということ。
そこを明け渡してはいけない。
例え傷ついても、愛されなくとも、自分の舵は自分だけのものだ。誰かに理解されることを望まなくてもいい。あなたはあなただ。私は私だ。それだけで充分すごいことなんだよ。



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