濁してきた愛が解けていく音がした
自己否定というのは終わりのない闇のようだ。
そんなの無駄だと何度も何度も言われ続けても、"そうなって"しまう、そこへ引き込まれていく、否、自ら向かう時さえある。そうすることで安心感を得てしまうくらいには癖となってる自分がいる。
自信を持てと言われれば言われるほどにそこから遠ざかる感覚。
『そんなの出来たら最初からやってるよ、少し黙っててくれないかな』
言葉を口にいっぱいにして、感情を身体中に染み渡らせながら悔しさに耐えてた、そんな10代だったように思う。
『僕のせいだから』は