教えないで人を育てる
人を育てるということはどういうことなのか?
「出来ないことが出来るようになるために出来る人が教える。」
一般的には、このようなイメージが教育することだと思いますが
教えるという行為は会社、子育て、スポーツなど、
どの世界でも日常にありふれています。
私たちは、この教えるという行為が育つことの妨げの
一端になっていると考えています。
過去の経験を思い返して欲しいでのですが、
幼少の頃から現在に至るまでに
些細なことも含めて無我夢中に取り組んだ経験があると思います。
出来なかったことが出来るようになりたいという意欲こそが
教育や人の成長にとって一番重要なことではないでしょうか?
言い換えると、この意欲的な状況を作ることができれば
教えなくても勝手に育つようになっていきます。
また、話は医学の分野になりますが、
意欲的な状況は人間の脳内ホルモンを多く分泌させ身体的にも効果があります。
つまり教育するということは、
教えるのではなく、意欲的になるためのきっかけを与えることになります。
考えるきっかけ→気づき→興味→意欲→夢中
という流れの最初を提供することこそが教育の本質だと考えています。
そのために有効的な教育方法のひとつとしてご紹介したいのが
「質問する」
ことです。
何か指導したいと思った時には行動を是正する行為をぐっと堪えて
質問に変換することから始めると相手に気づきを与えやすくすることができます。
気づかせることが教育の入り口です。
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