「noteの母」に占ってもらいました!
ハンドメイドのマクラメジュエリーブランド「ひかりのいしむろ」の編み手、実紅(みく)さんが占い師として「noteの母」を名乗ることになったという記事を読み、先着でモニターとして占ってもらえるとのことで、これは時機を得た! ということで、お願いしました。詳細は以下の記事をご参照ください。
今回のモニターは「適職」についてだったので、仕事上で感じている不安などについて率直に相談をしました。
笹塚の相談内容
私は精神保健福祉士ですが、その前に一人の精神障害の当事者として、大学生や公務員、一般市民などに向けて障害に関する理解の普及啓発のための講演・執筆活動を行っています。普段は小さなNPO法人で事務職に従事しているのですが、依頼があると講演や執筆をしています。
多くの人に声を伝えることに大きなやりがいを感じてこれまで気を張ってきました。しかし、このエネルギーが果たしていつまで続くのか、また今更ながら精神障害のことを語るのが本当に私でいいのか、という不安を抱いています。
私はこの仕事が好きだし、長く続けたいのですが、いつ不調がきてもおかしくない病気(統合失調症です)なので、先を見通せないことが一番の悩みです。
なにか活路というか、オルタナティブな選択肢に気付けたら嬉しいです。 どうぞよろしくお願いします。(個人情報を除くため一部改変済み)
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この相談に対し、実紅さんからいただいた占いの結果を貼り付けます。依頼をしたのが昨日ですので、もうご返信いただけて迅速さにびっくりするとともに内容を読んで重ねて驚きました。
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実紅さんからの占いの結果
笹塚心琴さん
精神保健福祉士、NPO職員、どちらも適性に合っています。しっかり太陽(メインとなる特性)を使えている方だなと思います。
ただ講演や執筆などは、荷が重かったのではないかなぁ、という印象があります。もちろん能力的にはできる。周囲からすると華のある雰囲気もあって頼みやすい。ご自身も、やりがいはある。ただ、根本的に「社会的な活躍」に喜びを感じるタイプじゃないんですよね。(けれど南半球に星が1つもないため)
どちらかというとプライベートや、顔の見える個人に寄り添うこと、周囲の人々との平和を重んじるタイプで、そこに幸せや喜びを感じるタイプのはず。
天秤座の「自我」の場所に、月をはじめとする凶の星が集合していますので、「バランスが取れない」という特性はついてまわる宿命。ご病気の面も合わせて、不安の根底にそれがあるのでしょう。
不安な時は、思い切って依頼を断るか、他人に回しましょう。
一見すると、外見的にも「バランス感覚が良く」思われてしまうからこそ、身近な人には意識して協力してもらう必要があります。
「社会に本質的な変化を促すような活動」は天職です。(生まれ持った太陽は水瓶座で吉角のため)けれど、講演などといった「社会的」すぎる場面だけだと気疲れしてしまいます。
収入の場所に天王星がいますので、デジタルなものを利用する機運があります。このご時世ですし、個人的にYoutubeやSNS、もちろんnoteも含め、インターネット、オンラインの活動で、個人に率直な当事者の声を届ける活動を始めてみるのも手かなと思います。
よかったら参考にしてみてくださいね。
noteの母・実紅
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笹塚の気づき・感想
まず、今の仕事がやや自分にとってキャパオーバーだったのかな、と感じました。精神保健福祉士もNPO職員も向いているということでそれはホッしたのですが、講演と執筆活動に関してのコメントがあまりにも的中していたのでぎくりとしました。
講演は登壇前にいつも胃腸を壊しているし、執筆に関しては自分の文章の載ったメディアが世に出るたびに吐き気がするほど緊張しています。それでも「私がやらなきゃ!」という妙な気負いがあったことに気づきました。
講演や執筆の仕事の依頼をいただくと、「せっかくもらった依頼だから」と感じて、そもそも断るとか他の人に頼むという発想がありませんでした。もしかしたらそれは、居場所がなくて引きこもっていた時代に負った「誰からも必要とされていない(と感じてしまった)こと」による傷のせいかもしれません。
けれど、もうそろそろその傷も自由にしてあげていいのかもしれないと思えています。それは先日のこの記事とも重なる部分があると思っています。
そして「『社会に本質的な変化を促すような活動』は天職です。」「社会的な活躍よりもプライベートや、顔の見える個人に寄り添うこと、周囲の人々との平和を重んじるタイプで、そこに幸せや喜びを感じるタイプ」、この2つのコメントに瞠目。……実紅さん、実はお会いしたことがあるんじゃないかな? というくらいに驚きました……。
ここは自分でも自覚している部分でもあり、仕事と関連して最も葛藤している部分だからです。私の仕事はある程度(分野)の社会的な変革を求めているものですが、果たしてそれを仕事、言い換えればビジネスにしていいのか? という問題です。
ライフワーク、と言い切れればかっこいいのかもしれませんが、私にはそこまでの覚悟が足りていないのかもしれない……ことにも気づいてしまいました。でもそれはただ悪いことなのではなくて、これからの自分の指針のヒントになる大きな気づきだと感じています。
社会的な活動はやりがいを感じつつも、自分の限界を見極めること。したいこととできることは違うということ。時には立ち止まることも人生の選択肢の一つなのだと思いました。
それから、組織内で出世するとかそういうことよりも、自分と自分にとって大切な人たちが、どうしたらよりほがらかにより穏やかに過ごせるかを考えることのほうが大事だし、今まで得てきた経験や知識はそのためにあるのだと捉えている節があります。
社会を変えるんじゃー! と前のめりになるというよりも、自分と繋がってくれる大切な人たちの幸せを願う活動がおのずとそういう形の仕事になっていたということなのだと思います。
バランス感覚に不安のあるのが特性なら、いっそそれを自分の一部、できるなら強みとして捉えていければなあと思います。なんだろう、波乗りのようにゆらゆらふわりとアップダウンを楽しんでしまうというか。
デジタルなもの、SNSでの発信にも向いているとのことなので、これからも主にnoteベースで当事者の声を発信していけたらと思います。実はhtmlやCSSいじりも大好きなので、そこもばっちり当たっている……と、またしても驚きました。
実紅さんの占いは、率直かつシンプルな言葉でわかりやすく伝えてくれるので、読んでいてとても説得力がありました。前向きな提案やヒントをもらえたので、心がスッと軽くなりました。
これからも何度も結果を読み直して、つまづいたり苦しくなったりしたときには「オーバーワークじゃないか?」とか「背伸びしすぎていないか?」とか、少し歩を止めて深呼吸できればと思います。
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noteの母こと実紅さん、ありがとうございました!