今までと同じことをやっていてはそのビジネスはダメになる!
経営に携わってる人なら気になってることだと思いますが、今年に入って倒産や廃業がすごく増えています。
業種問わず、様々な業態で経営環境は厳しく、特に今の傾向としては新参事業者のみならず老舗企業までもが相次いで倒産、廃業しています。
2024年上半期において、事業歴30年以上の会社・法人等が1600件近く倒産してる状況です。
一部報道では「リーマンショックなどの危機も乗り越えてきたところがダメになってるので、それだけ経営環境が厳しいということでしょう!」と言われていましたが、僕はこれはちょっと違うと思っています。
確かにコロナ禍の影響や物価高、人手不足など経営環境は厳しいことは間違いないのですが、それ以上に今の世の中で大きな影響を及ぼしているのが”世の中の変化”です。
とにかく今はものすごく世の中が大きく変わっていって、その変動値とスピードはこれまで経験したことがないほどの変わりようです。
具体的に言えばそこには2つの変化があり、その一つは”多様性”
今は幅広く個の自由が尊重され、LGBTQなどの理解も広がり、SNSでは普通に男性が女装して街を歩いてたり、男性が女装のメイク動画を出したりしていて、それが多くの人から評価されてファンもついています。
また結婚せずにあえて独身で自由を謳歌してたり、定住せずに車で住んでいろんなところを旅したりして「若者の○○離れ」という言葉に象徴されるように、人々が画一的な行動や消費をしなくなっています。
またコロナ禍を経て、働き方もオンラインが当たり前のように普及し、終身雇用も崩壊し、自らのキャリアや強みを活かして、いろいろな企業や業種を渡り歩くのがスタンダードになってきています。
そして、手元にあるスマホ一台であらゆる情報にアクセスでき、そのスマホで世界中に繋がり、様々なエンタメにあふれています。
だから若者はテレビを観なくなってるし、テレビ自体を持ってもいない。
車も持たないし、お酒だって飲まなくなってきている。
まさに多様性が様々な分野に際限なく広がっています。
まだ人々が画一的な消費行動をしていた頃は、その時流のムーブメントに合わせて、それを売れば売り上げもとれて、事業を成長させることができた。
でも、今は違います。
そしてもう一つの大きな変化が”人口減少”
今、日本はすさまじい速度で人口が減っていて、それは更に加速度的に進んでいます。
そうなると当然のことながら、働く人材もいなければ、商品やサービスを買う人も減ってるということなんですよ。
人口が増えていれば、当然のことながら消費者の総数が増えるので、ものを売るのも売りやすいけど、人口が急激に減少していれば、消費者の総数が減少していくので、あまり売れなくなってくる。
そうしたことから、これからは多店舗展開している事業が大きく淘汰されていくでしょう。
この2つだけでも、これまで僕らが経験したことがないような劇的な変化であり、ビジネスは時代に合わせて人々の求めるものに応じていかなければならないので、当然ビジネスも大きく変わらなくちゃいけないんです。
でも、永く同じことをやってきた人ほど、なかなか変われないものなんですね。
これは僕ら人間の性といってもいいでしょう。
一度掴んだ成功体験を手放すことが出来ずに、ずっとそこにしがみついてしまう。
だからこそ業歴の永い老舗事業が相次いで倒産・破産してるんだと思います。
わかりやすい事例をあげると富士フイルムとコダック。
かつては写真のフィルムメーカーとしてシェアを争う二大企業でしたが、富士フイルムはデジタル化の流れを受けて大きく業態変更をして、カメラ写真事業は継承しながらもヘルスケア・エレクトロニクス関連メーカーへと変わりました。
おそらく、その当時はものすごく大きな変革で、社内もけっこう混乱したんじゃないでしょうか。
でも、その大きな変革を経て、今ではその事業分野で業界をリードするようになっています。
一方のコダックは、写真フィルム事業に留まり続けて行き詰まり、2012年に倒産し、今は事業規模を縮小・再編して再上場しています。
フジフィルムとコダックのこのような経緯は多くの人が知っていることですが、かつては大企業だけが経験するような大きな変化とイノベーションが、今は事業規模の大小に関わらず、ありとあらゆる業界に起きています。
だからこそ、これまでと同じことをやっててもダメなんです!
自社の強みや特性を正確に分析把握し、時流を読み解き、そこで独自のポジションを築き上げること。
そうしないと、遅かれ早かれいずれ淘汰されてしまう。
そう。
大事なのはしっかりとしたマーケティングなんですよ!
確かなマーケティングを活かしてビジネスを成長させていくには、2つの方法があります。
ひとつは、あなたがしっかりとマーケティングを勉強して実践に活かせるようにしてください。
それには、それ相応のお金と時間を投資しなければいけないでしょう。
もう一つが、外部の専門家となるコンサルタントへの委託です。
現実的には、この2つの選択肢に限られるでしょう。
この100年に一度あるかないかの劇的な変化の中で、確実に勝ち残り事業を成長させていきたいと願う経営者は、今までの常識を一度手放し、新たな創造をしていってください!
それが、あなたの未来を変えるでしょう!
そのためのお手伝いが必要でしたら、お気軽にココソラビジネスコンサルティングにご相談ください。
ココソラビジネスコンサルティングでは、よくありがちな押し付けコンサルではなく、しっかりと経営者の想いやビジョンを聞き取り、そのビジョンや想いを実現していくパートナーとして伴走していきます。
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