「これ、お得だから買って!」で買うわけない!顧客が本能的に求めてるコト知っていますか?
時々見かける
「これ、お得ですよー!買ってくださいねー」や
「○○楽しいですよー!一緒にやりませんかー?」
という言葉。
僕はこれを聞いた時にいつも思うのが
「そんなんで買う訳ないやろ!
いつの時代やと思ってんねん!」
と心の中でツッコミいれてます(笑)
まずその商品・サービスを買うかどうかは
それがお得かどうかや楽しいかどうかなんて
どうでもいいということ。
まぁ、どうでもいいとまで言うと語弊があるかもしれませんが
第一優先ではないんですよ。
ひとつ例をあげると香水。
香水を買う人って、本質的に何を求めているのかわかりますか?
細かく言えば人それぞれ様々な理由はあるでしょうが
大きな括りで言えば
✔ 人からどう見られたいか?を意識している
✔ 自分のテンションを上げたい
この2つになるんじゃないでしょうか?
ということは、香水を身にまとうことで、人から好印象を持ってもらいたくて、なおかつ自分自身のテンションを上げれるようにしたいわけですよね。
そして、ここでまた一つ重要なファクターがターゲット設定です。
「人からの印象」にフォーカスして香水という商品の特性から考えると、ターゲット設定は「異性からモテたい人」や「仕事などで関わる人に好印象を与えたい人」に別けられるでしょう。
では女性からモテたい男性を顧客ターゲット設定とした場合、どのような言葉や売り文句(セールスコピー)がより響くと思いますか?
ほんの一例ではありますが
「あなたをまとう色気が女性の記憶に残り続ける。
そんな香りを大人の男の嗜みとして。」
というような言葉から始まり、その香水のブランドコンセプトや特徴、ユーザーレビューなどを紹介する流れにしておくと、ターゲット設定とした男性顧客層の興味関心を惹くことでしょう。
つまり、お客様は香水が欲しいわけではないんですよ。
このターゲット設定で言えば、お客様が本能的に求めているのは「女性からモテること」です。
それを実現してくれるアイテムが香水というわけです。
だから香水を売ろうとしてはいけないんですよ。
間違っても「この香水はお得ですよー!」や「この香水みんな使ってますよー!」じゃないんです。
女性を魅了して、女性の記憶にあなたが残り続ける。
それを実現してくれるのがこの香水ですよという流れにしておくわけです。
金額的にお得かどうかや、多くの人が気に入ってるものかどうかは、その後に評価される要素になります。
香水という商品をひとつの例として解説してみましたが、こうした考え方はビジネスをやっていくうえですごく重要なカギとなります。
この考え方を順番にまとめると
1、その商品・サービスの特徴・強みなどから明確な顧客ターゲットを設定
2、そのターゲット設定した顧客層が本能的に求めて欲しているのは何か?を導き出す
3、それを手に入れたり、実現してくれるのがこの商品・サービスですよという流れを作る
この記事ではよりわかりやすくするために、香水をモテにフォーカスして取り上げましたが、これはすべてのビジネスに当てはまることです。
戸建て住宅の購入を検討している人は、戸建て住宅が欲しいのでない。
戸建て住宅を買うことで”得られる何か”が欲しいんです。
パーソナルトレーニングを受ける人は、トレーニングがしたいわけではない。
パーソナルトレーニングを受けてたことで”得られる何か”が欲しいんです。
このような、消費者の消費行動のその先や奥にある欲求や理想に気付いてあげてください。
その奥にある本能的に求めて欲してるものを魅せてあげると、その商品・サービスがより魅力的に見えて売れるようになるうえに、それを買ってくれたお客様からは、自分が本当に求めていたものを実現してくれたと感じるので、顧客満足度が断然上がるようになります!
どうでしょうか?
あなたのビジネスの魅力を多くの人がわかってくれて売上も上がり、なおかつお客様から喜ばれて感謝されるようになるなんて、最高だと思いませんか?
そうした考え方や魅せ方がマーケティングの本質です。
ココソラビジネスコンサルティングでは、マーケティングや経営者マインドの構築によってビジネスの成長をサポートしています。
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