2024年 4月・5月


※もともと公開する予定ではなかったため、記録や写真が抜けているものがあります。ご了承ください。

4月

合唱部 

4月3日(水)18:30~20:30  指揮:山本則幸
@釜ヶ崎芸術大学(ココルーム)の庭
参加人数:13人

<スタッフ記録より>
前年度から外国人のゲストの参加があり、「聖者の行進」「花はどこへ行った」など英語の歌詞付きの楽譜を用意した。まず2人のゲストに歌詞を交互に読んでもらい、ネイティブの発音を聴けたのがよかった。休憩後はいつもの釜芸オリジナル曲をうたった。今年も夏まつり、越冬のステージに向けて、いろんな方といっしょにうたっていきたい。(しょうゆ)

<受講生の感想より>
不思議な唄をもっと聞きたかったです。どのように出来たのだろうか?

雨、10人、久しぶり。でも釜芸の底力なりご参加ありがとうございました。


釜ヶ崎のまちをあるく

4月7日(日)14:00~16:30  案内人:山田實   
参加費:1,500円
参加人数:21人

釜ヶ崎支援機構南事務所の前で、實さんの話を聞く

<スタッフ記録より>
釜ヶ崎芸術大学→ど~ん!と西成・西成区役所 保健福祉センター分館
→シェルター→旧あいりんセンター→西成労働福祉センター前→四角公園
→釜ヶ崎支援機構南事務所→三角公園→釜ヶ崎芸術大学(しょうゆ)

<受講生の感想より>
これまで、まったく見てこなかった路上生活の実態を知る良い機会となった。ただ目の前の現状を説明するだけでなく、過去の歴史を踏まえることで社会の構造的問題を実感することができた。

語る人、語る日、聞き手によって言葉が常に新しく語り直される言葉の連なりにうれしく聞き入った。同時に聞かれないと消えてしまうという焦りもあった。

It was a very inspiring talk/walk to hear and see the development and history in the kamagasaki area.Definitely very different from my sightseeing destinations.


教授会

4月12日(金)14:00〜16:00  進行:上田假奈代
@釜ヶ崎芸術大学
参加人数:16人

出来上がった「釜ヶ崎アーツセンターあかんかな?」の旗たち

<スタッフ記録より>
釜ヶ崎アーツセンター構想から行動へ。アーツセンターとは何か?アーカイブ、コミュニティ、クリエイト、はたらくとアートという4つの機能を持つ場所、労働福祉アートセンター。「アート」はラテン語で「技術」、つまりアーティストは技術者であり、アートとは生きる技術なのだ。アーツセンターのイメージを話し合い、それぞれの想いを文字にして旗をつくった。大阪市にアーツセンターの条例をつくろう! 出来上がった旗と記念撮影をして、片付けて解散したので、感想を書いてもらうのを忘れてしまった。
(しょうゆ)


感情

4月21日(日)14:00~16:00  講師:倉田めば
@釜ヶ崎芸術大学
参加人数:17人

<受講生の感想より>
どんな会なのか、あまり分からないまま、なぜかひかれて参加しました。みなさんの話をききながら自分の中のいろんな感情を思い出し、めぐらし、少しすくわれた感じがしました。

みとめられたほんわかな気持ちがする。一人に依存先をつくらない、集中させない。「人がいてもいない感じのする場」にまだ出会えたことがない。母から一人暮らしという形で物理的に離れたけど物事の思考は母中心で回っている現状。

自分から離れないように気をつけたいです。そしてそれを人に伝えていきたい。


落語会「まるここ寄席」其の六

4月24日(水)14:00~16:00  落語:露の団姫 ゲスト:桂福丸
@西成労働福祉センター
参加人数:40人

<スタッフ記録より>
会場には、この日を楽しみに来てくれた人や、たまたま通りがかりの人も集まり、立見の人もいたくらいで40人ほど。マイクもあったからか、遠くのひとにも聞こえたのがよかった。桂福丸さんはまくらに脳トレ、それから「ちりとてちん」。団姫さんの「宗論」を実体験をまじえておはなししてくれる。休憩を挟み15時からかなよさん、福丸さん、団姫さんのトーク。おっちゃんたちもトークに混じって、ローカルな話で盛り上がっていた。
(ふうゆ)

<受講生の感想より>
表現はだれのためにあるねん。

本日はありがとうございました。かれこれ2ヶ月程前に父を見送りまして「おっちゃん達と大笑い」に魅かれてまいりました。笑いってユーモアっていいですね。愛があって。ありがとうございました。

5月

合唱部

5月1日(水)18:30~20:30  指揮:山本則幸
@釜ヶ崎芸術大学の庭
参加人数:14人

<スタッフ記録より>
今月もまた雨、いつもの呼ばれたい名前を花にしたら、色とりどりで明るい雰囲気。一曲目は予定になかった「チューリップ」から。今日も海外のゲストが2人参加してくれたので、「花はどこへ行った」を英語・日本語どちらでも好きな方でうたった。リクエストの新曲は2曲「豊かな青い海」「星の界(よ)」「百万本のバラ」「昴」。休憩をはさんでいつもの釜芸ソングだが、久しぶりに「あたらしいうた」の間に入る詩をひとことずつ即興でうたったところ、なんだか楽しくて順番を変えて2、3度うたった。(しょうゆ)

<受講生の感想より>
のどの限界にいどみつつ!たのしい「あたらしいうた」JAZZのマリーセッションのよう!

初めて来たのに、初めて歌う歌なのになぜか歌える感じが面白かったです!もう2度と集まることはないであろうメンバーとの「はじめてのうた」の即興の歌は最高の思い出です。

I had a great time at the choir. Everyone was really helpfull with learning the songs and the lyrics.The improvised song and thesecond song werw specially fun


野良釜芸

5月9日(木)14:00~16:00   進行:古山裕基
@釜ヶ崎芸術大学
参加人数:6人

<スタッフ記録より>
古山さんからタイのお話し。タイでは身近にヤクチューやアルチューの人と関わる機会があって、完全に受け入れるわけでもないんだけど、そこにお互いいることを意識しながらいっしょに生きているかんじがある。お寺でごはんを分けたりしている様子もあったり。その背景には家族がどこまでもあまいこと、ひまがあることがあるのかも?土日の刑務所の面会日にはたくさんの家族が並んでいたり。単身赴任もないし、出稼ぎもおおいが頻繁に家に帰るし家族との時間を大事にしているらしい。その後、ひとでなしと生きる背景にあるかもしれない ひまについて参加者といっしょに話してみた。休憩を挟んでオンラインチームと現地チームにわかれ、ひまを身体であらわしてみるワークショップを行った。さいごに質問や感想タイム。(ふうゆ)

<受講生の感想より>
タイは仏教など宗教のストイックなイメージもあるが、ルールやマナーから自由だからこそ宗教のようなストイックさも必要なのだと思った。逆に日本はいわゆる世間体やマナー、恥の文化といったもので秩序が維持されている気がして治安や安全等は重要なことだが「そのために自分は生きてるのではない」とも思ったり、思わなかったり、今日も深い話ができて楽しかったです。

表現はむつかしい あたたかい国はやはりのんびり


西成のアート拠点めぐり

5月16日(木)14:00~16:30   案内人:上田假奈代
集合:釜ヶ崎芸術大学
参加人数:22人

山王市場商店街にあるうどん屋助六の前

<スタッフ記録より>
釜芸初参加の人のための説明と、カメラ撮影や歩く時の注意などを受けてから出発。①向かいの山王訪問看護ステーション(みんなのベンチプロジェクト・ギャラリースペースなど) ②新開筋商店街→紙芝居劇むすびの事務所(毎週木曜会合) ③ギャラリーのある家(時々展示が代わっている)→松の木(廊下に若冲や狩野派風絵画)→山王訪問看護ステーションの畑 ④山王市場商店街→うどん屋助六(店のたたずまい) ⑤日之出湯(天井の絵)→脇の路地・お地蔵さん(盗まれたためおばあさんが描いた絵) ⑥イチノジュウニノヨン近辺 改装中のギャラリー→秋葉忠太郎氏(103歳まで生きた俳人)家→タンス(服作り ニシナリヨシオ) ⑦てんのじ村記念碑 ⑧喫茶アース(毎年9月に路地裏イベント主催) ⑨動物園前商店街→クラシックバー・ココルーム(ゲストハウスをする前のココルーム-)→釜芸  午前中は曇空やにわか雨で肌寒かったが、午後からは陽射しも明るくなって、約1時間半太子・山王町を歩いた。テラスで感想を聞き合い、講座の予定時間終了後も時間のある人は館内案内に参加されていたが、まだまだ観るべき場所があるとあらためて感じた。(しょうゆ)

<受講生の感想より>
アートという視点での街歩きでこんなにも立寄る所が多いのかと、おどろきました。紙しばいのスペースは、一人で歩いていても、絶対に出会えないような場所なので貴重です。機会があれば紙しばいの実演も見たいです。

京都から、初めて釜芸に参加しました。とてもリラックスして街歩きを楽しんでいました。その一方で、この場所の歴史、この場所で生きている方のことことも、街を歩いたからこそ感じる場面も多かったです。芸術について大学で勉強しているところでもあり、「〇〇としての芸術」といった言葉はよくきくのですが、井戸に対して「芸術としての井戸」という言葉を上田さんが用いられていたことが印象的でした。このまちと、良いかたちで自分も今後も繋がっていけたらと思っています。

ココルームの空気だけでなくまちの空気とにおいを感じられてよかったです。『94歳のゲイ』は私も観たいなと思っていたので学割でみにいこうと思います。道中少しだけですがたけちゃんとお話できてよかったです。お疲れで帰ってしまったの残念でした、、、。


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ココルームの日々
現在、ココルームはピンチに直面しています。ゲストハウスとカフェのふりをして、であいと表現の場を開いてきましたが、活動の経営基盤の宿泊業はほぼキャンセル。カフェのお客さんもぐんと減って95%の減収です。こえとことばとこころの部屋を開きつづけたい。お気持ち、サポートをお願いしています