2022年8月7日
今日のココ日(ココルーム日記)
今日は月に一度の釜ヶ崎イタリアン(釜イタ)の日。
釜芸の人気講座「おかゆのしあわせ」で講師を務める食卓ディレクター・宮浦宜子さんに一日シェフをお願いして、釜芸にストックされた、そのまま炊いても匂いが悪く食べにくい古古米(ココマイ)をイタリアの家庭料理風にリゾットに仕上げていただく。
フードロスへのココルームなりの態度表明でもあるし、宮浦さんの「釜ヶ崎の人たちに、いつもよりちょっと違う雰囲気の夕食を楽しんでもらいたい」という願いも込められている。
さてその古古米だが、唐辛子を尻目に現在絶賛コクゾウムシパーティー状態で、パーティー中の皆さんには申し訳ないが、調理前にご退場願わなくてはならない。
庭に新聞紙を広げて古古米を直射日光に晒すと、皆さんお開きですとばかりに、いそいそと米から抜け出して日陰へと移動されてゆく。
ただその中にも、なぜか出ていったはずなのにまた米の方に戻ってきて、そのままグルグルし出すものもいて、なかなかに個性的で面白かった。
スタッフのゲンちゃんとその様子を見ながら、謎な行動をとるコクゾウムシを指さして、「これはゲンちゃんみたいだねぇ」と一緒に笑ったりした。
その後、古古米は宮浦シェフの手によってシチリア風エビとカボスのリゾットへと大変美味しくリボーンして、みんなのお腹に収まった。
家庭料理の味は安心と感謝。
そして旅の風もちょっと吹かせて。
まさにそんな気分を味わえた5回目の釜イタでした。
宮浦さん、ごちそうさまでした!
(書いた人:テンギョー)
*釜イタ参加ご希望の方は、事前に釜芸まで予約のご連絡をお願いいたします。
現在、ココルームはピンチに直面しています。ゲストハウスとカフェのふりをして、であいと表現の場を開いてきましたが、活動の経営基盤の宿泊業はほぼキャンセル。カフェのお客さんもぐんと減って95%の減収です。こえとことばとこころの部屋を開きつづけたい。お気持ち、サポートをお願いしています