2022年3月22日
今日のココ日(ココルーム日記)
二泊三日の釜芸合宿で布書道ブースを設けた。役目を果たしたシーツたちを繋いで長くした布に、墨汁をつけた筆でなんでもすきに言葉や絵を書いてもらった。はじめは言葉を書き連ねた布を縦糸と緯糸にみたてて織って1枚の布にしようと考えていた。釜ヶ崎芸術大学は、日々さまざまな人がやって来ては去り、人と人が行き交う場。縦糸と緯糸が交錯してできる一枚の布みたいなところだなと感じていたから。だけど実際にいろんな人に書いてもらった言葉や線が面白く、これは簡単にひとまとめにできないものがあるなあと思った。布に墨汁をつけた筆で書くと、思うように描けずに、へんてこな線が生まれる。前に書いた人の言葉と次に書いた人の言葉が連なってあたらしい言葉が生まれる。それから誰かのなんだかわからないけど書いてしまう、そんな衝動にたくさん、立ち会えた。だからどうなるかわからないけれど、もう少しこの布書道を続けてみようと思っている。
(書いた人 ふうゆ)
現在、ココルームはピンチに直面しています。ゲストハウスとカフェのふりをして、であいと表現の場を開いてきましたが、活動の経営基盤の宿泊業はほぼキャンセル。カフェのお客さんもぐんと減って95%の減収です。こえとことばとこころの部屋を開きつづけたい。お気持ち、サポートをお願いしています