2022年4月25日
今日のココ日(ココルーム日記)
今日は初夏の日差しの中、萩小の森(オッチャンたちが将棋や囲碁を楽しんでいる小学校跡地の広場)で表現プログラムを開催。
初回の時と同じように、代表のかなよさんがすぐ目の前にいる人たちにメガホンで語りかける。
一瞬ビックリしてかなよさんを見つめるも、また何事も無かったかのようにオッチャンたちは盤上に視線を戻す。
直射日光を避けるため、テントを張って今日の講座の場を作る。
「今日の出逢いを体験する」と銘打たれた講座は、ファシリテーターの岩橋由莉さんが参加者とフランクに対話をしながら、心の揺らぎや感性のほとばしりを掬いあげて、その人のありのままの在り様と出逢う会。
多くの人たちが将棋を楽しむ中、飛び入りの参加者も含めて12名が今日の出逢いを体験した。
すぐ横を南海電車が通り、声が聞こえにくい時はメガホンで対話を続けた。
「僕はエジプトに行ってピラミッドを見たい」
そんな声が、拡声器を通して萩小の森に響き渡った。
「エジプトに行きたい」なんて、政治的集会でも炊き出しの案内でもないメッセージを発っして、一体これは何の集まりなんだろうと訝しがっている人もいるんじゃないかと思うと、少し可笑しくもあった。
無事に講座が終了し、テントをたたんでリヤカーに詰め込む。
萩小の森の通用口を出たところでは、男性が地べたにしゃがんで上機嫌で缶ビールを飲んでいた。
荷物を運び出す僕たちをにこやかに見ていた彼に「良い一日を」と声をかけると、初夏のような日差しを受けた彼の赤ら顔がパッと明るくなって、「Have a nice day!」
と笑って答えた。
書いた人(テンギョー)
いいなと思ったら応援しよう!
現在、ココルームはピンチに直面しています。ゲストハウスとカフェのふりをして、であいと表現の場を開いてきましたが、活動の経営基盤の宿泊業はほぼキャンセル。カフェのお客さんもぐんと減って95%の減収です。こえとことばとこころの部屋を開きつづけたい。お気持ち、サポートをお願いしています