ロールプレイとは「木刀の殴り合い」!?実技研修を受講してきました!
先日、ロールプレイ研修に参加してきました!
初日は15分のカウンセリングを体験し、受講者の皆様と顔を合わせました。
ロールプレイとは、受講者同士で相談者役とカウンセラー役、その様子を観察する人、という
役割の中でカウンセリングが行われる「模擬実習」のようなもので
カウンセリング後に3つの立場からの「気づき」や「意見」を共有するものです。
日本にカウンセリングを広めた河合隼雄先生は
相談者とのカウンセリングの実践を「真剣での命がけの勝負」
ロールプレイを「木刀での殴り合い」と表現しています。
カウンセラー役が感じたこと・相談者役が感じたこと・観察者が感じたこと
それぞれ共有し、カウンセラー役の方は意見をもらうのですが
この時に「傷付き体験」をすることが多く、これまでに何度も人が傷付いていくのも見てきました。
人に指摘をすることは、言葉を慎重に選ばないといけないと、すごく難しく感じるし
フィードバックを通じて人間関係が悪化するパターンもあり、受講自体を辞めてしまう人も時々います。
気付いていることをカウンセラー役の人にどう伝えるか・伝えるタイミングなのか、迷うこともありますし
自分自身も、自分の嫌な部分をじっくり見ることになるので、意外とエネルギーを使う研修なのです・・・。
これまでの研修でも、私にもいくつも課題があり、良くしていきたいと思っている部分がたくさんありましたが
今回、相談者役をやってくださった方から、かなりストレートに意見をもらいました。
観察者役をやっていた周囲の方がフォローしてくれたので、なんとか気持ちを保てましたが、これまで研修を受けてきた中で一番ショックでした。
ですが、本当のカウンセリングの現場で、相談者の方が意見をくれることはありません。
相手に嫌な思いをさせてしまっても、何も言わず会えなくなるということが起こると思います。
もっと深刻なケースでは「明日生きていくかどうか」くらいの気持ちで来てくださっている方と
そういうことになってしまうと、世界のすべてのように感じてしまう人もいるでしょう。
そう思うと、冷静さを取り戻すことができましたし
指摘されたこと自体、確かに「課題」であるとうすうす自分自身で気付いていたことでもありました。
図星だったから傷付いただけなんだな~と思いました。
これまでのロールプレイでも、カウンセリングの中で似たような場面にあったことがありますが
その時はフィードバックがもらえず、もしかしたら相談者役の方が言えなかっただけで
同じことを繰り返していたのかも・・・と思うと、今回ハッキリ伝えてもらえたことは
とても幸運なことだったのだと思います。
課題が見つかったということは、これから伸ばしていける部分があるということなので
早めに発見できてよかったです。
近いうちにもっとレベルアップした研修「実力アップ研修」を受講したいと思っていましたが
その研修はカウンセリングを行っている様子を録音して文字に起こして評価したり
録画して自分の姿を観察したりと、もっと深く自分を見つめなければいけません。
実力アップ研修を受ける前に、ロールプレイ研修を受講したことは正解だったと感じました。
残り9回、引き続き、がんばります!
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