本を出版して感じた想い
うつ病の恋人との悩みを持つ方に向けた本を出版してから、もう1年近くなります。
文章について勉強したわけでもない、ただ、僕に相談してれた女性に語りかけるように…。なぜか目の前にずっとその姿が離れませんでした。
自分自身のうつ病経験から学んだことや感じたこと、救われたことが彼女の悩みを軽くすることができれば…ただひたすらに文字をことばを重ねて出版した本がこちらの本です。
本を読んでくださり、
・ うつ病の恋人が話した言葉の意味がやっとわかった。
・ そんな苦しい状態だったなんて…。
・ 普通の恋愛とは全く違う、もっと知りたい。
・ 支える側の苦しみも理解してくれてありがとう。
同じように、うつ病の恋人との関係に悩みを抱える方から暖かい声をかけていただくことが増えました。
・ 途絶えていた連絡がつくようになりました。
・ 一緒に無理しない仕事を探しています。
・ 今週、彼の状態に合わせてデートしてきます。
・ 一緒に住むことになりました。
うれしい知らせをいただく中で、どうしても彼女の姿が頭から離れません。
SNSを使って、「ひょっとしたらあの彼女の彼氏が本に気づいてくれるかもしれない。」
Twitterで告知をして、ベストセラーになりました。
でも、彼女のお役に立てたのか、わかりません。
むしろ逆だったのかもしれません。
うつ病への理解が深まり、生きづらさを感じずに今の気持ちを伝えあえる雰囲気があるのなら、今の状況が変わるかもしれない。
僕にできることは限られているし、一人でうつ病についての認識を変えられるはずがないことは理解しています。
でも、まだ僕にできることが残っている気がしてならない。
続編の本を出版を5月27日出版します。
どうかお読みいただけるとうれしいです。
それでは、また本の中で会いましょう!