うつ病恋愛~出版うら話。
僕の夢は、社会の精神疾患やこころの病に対する偏見を変えること。
僕は、うつ病で大学病院の精神科病棟で約半年間入院していました。
ずっとどうすれば治るのか、そのためにある障害を乗り越えるために必要なことは何なのか?
そもそも、どうして世間の人にうつ病で苦しむ現状を伝えても理解されないのか?
休職してやっとの思いでゴミ出しをしたとき、すれ違う近所の人がこれまでとは全く違う目、憐れみと軽蔑の目で見ていたことや、時折聞こえてくる噂話に心を痛めていました。
入院中も、毎日日記を書いていました。ずっと今の気持ちを忘れる事が無いように言葉を綴っていました。
いつか必ず、この内容を出版する。
うつ病や精神疾患から回復する方法を書いた本を出版し同じ苦しみを味わう人を減らす。そして、こんな偏見のある社会にウェブを通して誰もが見れることば、メッセージを残す。
そう決めて本にする内容を書き続けていました。
その原稿もかなりたまっています。
うつ病から回復し、ココナラを通して悩み相談を始めました。
初めて僕に、うつ病の彼氏を持つ恋人が相談してくれました。
僕のうつ病で苦しんだ経験、その時の気持ちや求めていたことをお伝えすることが、うつ病恋愛で苦しむ恋人にとって支えになることを知りました。
あれからずっと声をかけて下さり、相談をして下さったりお互いに励ましあったりしています。
うつ病恋愛で苦しむ方の相談が増える中で、できるだけ早くこの方たちの心の負荷を軽くしてさしあげたいと願うようになり、
当初、最初に出版を予定していた「うつ病や精神疾患から回復する方法を書いた本」ではなく
うつ病恋愛についての本を出版することにしました。
それが、
という本です。
実は、この本を一人でも多くの方に読んで頂くため2つのことについて、
とても悩みました。
1つ目は、
最近SNSで主流である拡散と呼ばれるものを使うかどうかについてです。
ココナラなど「拡散サービス」お金を払いツイッターなどで、リツイートやいいねを押してもらうことで、認知度を上げ人目に付きやすくして読んでもらう方法です。
本だけでなく、有料note、Brain、ツイートなど内容に関わらず異常にリツイートやいいねが付いているのはこの、拡散サービスを利用している場合が多いのが現実です。
正直、とても迷いました。そして、どうしても答えが出ずに、以前から僕に相談して下さる方に尋ねました。
答えは僕が決めたことには、すべて賛成ですという内容です。
それを聞いて考えて、拡散サービスは僕らしくはないという判断で使わないことにしました。
2つ目は、
本のタイトルについてです。
最終的に決まった本のタイトルは
タブタイトル ~ あなたが彼氏・彼女の一番の味方であるための5つの約束~
ですが、
このタイトル
うつ病の恋人を支えるためあなたに伝えたい「愛」の言葉 を
うつ病の恋人を支えるためあなたに伝えたい「魔法」の言葉
にするかどうかです。
おそらく、本を多くの方に読んでもらうためには「魔法」の言葉がインパクトが強いと考えました。
けれど本当に思い入れの強い本(執筆から出版までに6か月以上かかりました笑)なため、決められずにまた、うつ病恋愛で相談して下さり支えて下さる方々に相談しました。
そこで、ご意見を頂いて決めた結果が
「魔法」の言葉の方が確かに印象は強いけれど、真っ直ぐに「愛」について、本当の愛とは何かについて書きたい気持ちが強かったのと
「魔法」の「魔」は悪魔の魔でもあり、僕らしくないし使ってほしくないというご意見から、今のタイトルになりました。
また、サブタイトルの
あなたが彼氏・彼女の一番の「味方」であるための5つの約束 は
あなたが彼氏・彼女の一番の「理解者」であるための5つの約束
にするか迷い、同様に相談して
「理解者」は少し距離があるように感じる。
「味方」というと、敵も味方もないように思えますが、
うつ病で苦しんでいる方は、以前の僕のように周りの人が敵に思えてしまうほどに苦しんでいることから、その苦しい世界に飛び込んで一緒にいるという意味で「味方」とすることにしました。
今まで人に頼ることや力を借りることが出来ずに、うつ病になってしまった僕が心から頼りたい。そして、頼ってよかったと今回の経験を通して感じました。
そんな、僕たちがみんなで作った本
は キンドルアンリミテッド会員なら
ずっと無料で読めます。
是非、読んで下さい。
よろしくお願いします。