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【セッション・レポート】君が君であること、君の選択を僕は両手を広げ受け入れた

いつもありがとうございます。天と地を繋ぐツインレイライトワーカーⓇ&ヒプノセラピストあかりです。

太陽のような笑顔と覇気のある澄んだお声のご相談者さま、彼女が通う語学学校でその出会いはありました。レッスンの時しか話せない、なのになぜか懐かしくて。
そして、レッスンが終わると、彼もご相談者さまも元気を取り戻してしまうと言う…常にエネルギーの交流を感じていた本当に不思議なご縁。本日のご相談者さまをMさんとさせていただきます。

「灰色一色です」

ツインレイたちは、出会った時に一気にハートチャクラが開きます。その後特に女性側は本来もっていたサイキックがどんどん開いていきます。

Mさんも、いつしか会えない時でもお相手を取り巻くオーラやお会いの心の状態までわかるようになっていました。そう…お相手の心の機微、Mさんに寄せる温かくも繊細な愛情まで捉えていらしたのです。

それでも。

MさんがLINEを送っても、彼は「あえて」既読スルーや未読スルーが続きました。
その都度Mさんは心が引き裂かれたような悲しみに襲われます。

それでも。

何事もなかったように、またLINEを送り、彼の返事を待つ…
そして、また彼は何の反応も見せなくて…

そんな中、お相手にパートナーができたことがわかります。「僕ももう腰を落ち着かせないとね」と、所帯を持つ責任を自らに課したのでした。

なのに。

Mさんが捉えているお相手のオーラは、「灰色」一色でした。
結婚して、家庭を持つことに夢と希望を膨らませていると言っていたのに、なぜ?

「あかりさん、彼が幸せなら、私もそっとこの想いを胸に閉まって一生封印しようと思っていたんです。でも、彼はまったく幸せそうじゃない。むしろ、苦しんでいるような気がして…」
だからこそ、次へ進めないMさんでもありました。

何だか、いつも何かを繰り返しているような気がする…そうおっしゃるMさんは、その連鎖を断ち切るために、おふたりの過去世へ飛ぶことになりました。

町はなぜ平穏無事なの?

 飛んだ先は…ヨーロッパ?灰色の石畳、建物も灰色、しかし灰色以上に暗く感じると言います。太陽が燦々と輝く場所ではないようです。

と、そのとき、Mさんに突然悲しみに襲われます。
「どうして?涙が溢れてきます…」セッション開始早々に、Mさんも戸惑います。
私はこんなに悲しいのに、残酷なほど町は普通の平和な日常を暮らしている。

Mさんは当時、貴族でしょうか、薄い茶色の長い髪の毛に、お姫様のような恰好をしていました。白い袖が膨らんでいて、ピンクの線が入っている。街を行く人と比べても、とても質のいいお召し物を着ています。まだ16,17歳ぐらいでしょう。

一体何があったのでしょうか。

「彼が、死んじゃったんです…」

え?!
…そう、このセッションは、お相手を失ったところからのスタートとなったのでした。
しかし、お相手を失ったと言うことは、おふたりが仲良かった素晴らしい時期もあったはず。一度、その時期まで戻ってみることになりました。

夢を語り合った若き恋人たち

風にそよぐお花。そんなお花畑が見えてきます。ふたりは木のそばで仲良く話したり、自然と体を寄せあいながら、ふたりの時間を大切に育んでいました。

その空気感たるや、ただただ純粋で楽しい、美しい時間でした。

当時のお相手は、濃い茶色の髪に緑の瞳をした穏やかで優美な男性。お育ちもよさそうです。年もMさんとほぼ同じでしょう。この方も、貴族のご子息だったのでしょう、とても裕福な印象を受けます。一見すると、王子様みたい!色々聞くと、実は彼、海が好きなこともわかってきます。

おふたりは、将来のことを話していました。
“将来一緒になろう!反対されたら、どこか遠くに行こう。”

「Mさん?なぜ反対されたら…なんですか?おふたりは、叶わぬ恋の間柄なのですか?宗教の違いとか、身分の違いとか?」

実は、両家の親同士の仲が悪く、ふたりは結婚を真っ向から反対されていたのです。
だからこそ、この若い恋人たちは人目を避け親の目を盗んで、誰もいないところで、会っていたのでした。

いつしかふたりはその「将来」について、綿密な計画を立てるようになりました。今回、Mさんが幸せだったころに時空を跨いだ先は、ちょうどこの時でした。

“ふたりで船に忍び込んで、そのまま海を渡ろう。どこに行くかわからないけど、ふたりで行ったら、必ず幸せだから。大丈夫、ふたりでいたら、絶対に大丈夫!”

そうやって、ふたりは、実行日も決めていきます。
“朝、暗い夜が明ける前に、そこで落ち合おうよ。”
“私は、キラキラした金色のブレスレットをしていくわ。”
“僕は、白いハンカチを持って行くよ。暁空の下でも、お互いをちゃんと見つけられるように…”

唯一心許せる乳母にだけ、Mさんは告げます。
“私たちがこの町を絶ったら、お父様とお母様に伝えてほしいの…”
“お嬢様、幸せになってくださいね”乳母も、Mさんの背中を優しく押してくれます。

すべてが順調に進んでいるかのようでした。
しかし…

お前のためだったんだよ

「私の父親が気づいて、誰かを使って、彼を捉えたんです。そして、…彼を殺してしまったんです。」泣きじゃくるMさんには、もう「絶望」しか見えていません。

“お前の幸せのためだ”“だから、お父さんを恨むな”
お父様にも娘に対する想いがありました。大切な娘を失いたくなかったのです。愛情の方向を間違えてしまったのです。

もう私の人生なんて…どうでもいい

絶望のなか、Mさんは一切笑わなくなりました。周囲の人々が心配するほど、食事も喉を通らなくなり、生きる気力を失っていきます。そうして、外にも出なくなって、一週間後。

Mさんは、自分の人生を終わらせてしまったのでした。

僕は、君の選択を尊重するよ

「Mさん…最後にあなたは何を願って、命を絶ったのでしょうか。」あかりが静かに問います。

ただ一心に彼と結ばれることを願って、でした。

当時の風潮から、自ら命を終わらせることは宗教的な思想に反したことでしょう。しかし、そのときのMさんは、に対する学びなどは、もうどうでもよかったのです。ただ、彼に会いたかった!

毅然と答えるMさんの後ろに温かい空気が流れてきます。
先に亡くなっていたお相手です。亡くなったときと、会う時の姿で降りてきてくれました。

お相手の表情は神妙です。しかし、何かを達観したような落ち着きもあります。ただ悲しそうなだけでも、嬉しそうなだけでもありません。目を閉じ、静かにMさんに寄り添ってくれています。

彼は、Mさんの総てを受け入れようとしてくれていました。
「大丈夫だよ」

そう、本来ならMさんに死んでほしくなかったはずです。
「僕の分まで幸せになってほしい」とう願ったことでしょう。心から愛する女性でしたから。温かいベッドで、安らかに永遠の眠りについてほしかったことでしょう。

しかし、彼は違いました。
「私であることを認めてくれたんです。私に選択を任せてくれたんです。」
そう、彼はMさんにすべてを委ねてくれたのです。

本当は死んでなんか欲しくなかったのに。命を大切にしてほしかったのに、あえて「死ぬな」とか「こうしろ」とは言わず、Mさんの尊厳と意志をただただ受け止めてくれたのです。
Mさんが自分を生きるために、です。

彼は無条件にMさんを愛していたのでした。

私を生きたい!

「Mさん、もしかして、今までも自分を生きるということ、自分を最優先に選択するということ、できそうでできなかったのかも知れませんね…」
Mさんの中に見えてきたもの…それは、ご本人のなかに「この運命を信じたい」と言う思いと、「やっぱりダメだ」と言う感情が錯綜していたのでした。

ところで以前、Mさんはお相手についてこうおっしゃっていました。
「私に対して想いがあるのはわかっているんですが、ひとりでその深い想いにアクセルとブレーキを踏んでいる感じなんです。」
Mさんと前に進みたい、いやダメだ…そんな葛藤をお相手は抱えていました。

「実は、私もやっていたんですね…このままの生活の方が、誰も傷つけないし。
私、気づいたんです。みんなを傷つけるのも、私が幸せになるのも怖かったんです。
そう…実は私こそがブレーキを踏んでいたんですよ。相手だけじゃなかったんです。」

ふたごの魂…お相手を通して見えてくるものは、実は同じ根本問題なのかもしれません。

ゆるしてほしい

さて、Mさんはセッションに入る前に、大変な気づきを得られていました。

「彼の既読スルー、未読スルーに心を痛めながらも連絡し続けていたら、自分のインナーチャイルドを傷つけていたんです。だって、ちゃんと扱ってもらえないことで、私のインナーチャイルドは本当に悲しんでいたんですもの。
確かに最初は、ツインだからいいかって許していたところもあったけど、でも、やっぱり自分にも失礼だと思ったんです。私がこんなに心が泣いているのに、何も傷つかなかったふりをするのは、自分にも失礼だってわかったんです。
だから、私、イヤなものはイヤだと連絡を絶って、自分を守ったんです。連絡をし続けていたら、気付けるものも気付けなかったんです。自分の傷ついた心に知らないふりをしていたこと、もうやめようと思ったんです。」

Mさんが「自分を生きよう」とした第一歩でした。

それがあっての、セッション。そして、お相手からメッセージをもらったときでした。
最後に出た言葉「ゆるしてほしい」

お相手は、Mさんに愛を伝えることで彼女からの愛を失うことを恐れました。そして、抑えきれないほどの彼女への大きな愛におののき、逃げてしまったのです。自分がどうにかなってしまいそうなほど深い愛、真実の愛を知ってしまったからです。

“僕が未読スルーしても、何事もなかったかのように君が連絡をくれることが愛情だと思っていた。それで、自分が愛されていると確信を得たかったんだ。
ゆるしてほしい。”

Mさんから意外なひとことが出ます。
「いいよ」

Mさんは、彼のそのひとことで癒されたと言います。
セッションの中で、Mさんもお相手も向き合うものが同じで、同じことにブレーキとアクセルを繰り返していたことに気づいたからこそ出てきた言葉でした。

ふたりとも、大変な葛藤があったのです。どちらも苦しみ、絶望と灰色の世界を味わいつくしたのです。ふたりが一緒にいることが、どれだけ尊く大事であるかを知るために。

いつしか、おふたりはこの選択をするのでしょう。「自分を生きるために」です。

私をせき止めていたもの…

セッションの翌日、Mさんから、こんなご連絡をいただきました。なぜMさんが今世でブレーキをかけてしまっているのか…。
Mさん、一晩経ってふと光が差し込んだようです。

「私が彼と結ばれたい…でも、そう願って行動したらまた大切な彼を失ってしまう、傷つけてしまうって潜在意識で思って、ブレーキを踏んでいたのかもしれませんね。」

過去世でふたりで新天地に行こうと大きな行動に出たら、彼を失ってしまったと言う過去。これがずっとMさんに影響を及ぼしていたようです。「私が踏み出したら、彼を失う」のような構図です。

しかし、今はもはや心配無用です😊なぜなら、最高最善の過去世でおふたりは苦難を乗り越え、確かに幸せを手にしていたからです。新天地へと踏み出したら、まさにふたりが心から望んでいた世界へと移行したからです。
Mさんの過去の悲しみ(トラウマ)が癒された瞬間でした。

これからもMさんの魂の変容は進みます。むしろ、加速してことでしょう。
セッションに立ち会わせていただいた者として、心からのエールをお送りしたいと思います。

では、本日もどうもありがとうございました。
 

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