なぜ私たちの現実は動かないの?~悲しみの先に瞬いた光を掴んだ私たち~
いつもありがとうございます。ツインレイ・ライトワーカーⓇあかりです😊
講座生さん達とのヒプノセラピーの練習会は、練習会と言えどガッツリ取り組むヒプノで、それだけで多くの講座生さん達が「翌日に奇跡が起きました!」とご報告をくださることが多く、本当に嬉しい限りです。
お相手との間の奇跡もそうですが、それ以上に皆さんの魂の変容度合いが素晴らしく、それが紬さんにも私にもライトワーカー冥利に尽きると言ったもの。
今回の講座生さんも、ヒプノセラピー練習会のあとで、「奇跡が起きました~!彼とバッタリ会えました~!」とさっそくご報告くださった方。Yさんとさせていただきます。
Yさんは、ツインレイとの出会った後、人生が大きく変わり始めます。「自分を生きたい」と心から思うようになり、ツインレイの「その先」アセンションへと着地点を定め、ライトワーカーへと学びを進み始めました。
それでも、Yさんはときに、心が折れてしまうことが度々ありました。波動をあげるべく、夢中になってライトワークへと学びを進めていても、ときどき「それでもどうして現実はなかなか動かないのかしら…」と諦念の想い、そして悲しみがYさんを襲うのです。
今回は、どうしてなかなか現実が動かないのか、その心因を探るべく過去世を見て行くことになりました。
生活の息吹のない洋館にて
最初に辿り着いたのは、白い感じのお城でした。マナーハウス?邸宅?そんな素敵な建物で、暗い感じはありません。
Yさん、さっそく扉を開けますが、何もありません。お部屋の周りには花があったりはします。しかし、お部屋の中央には何もありませんで、ガラーンとしています。
テーブルもいすもないのです。それでも、Yさんにお部屋をもう少し見ていただくと、何か目の前に絵が飾ってあることがわかってきました。
ひとりの女性が描かれています。
茶色の髪、帽子でしょうか、何かかぶっています。瞳は青い感じ?茶色でも黒でもありません。長いドレスを着ていて、上にマントのようなものを羽織っています。全身が描かれたもので、30代ぐらいの貴婦人でした。手にはお花を持っており、表情は穏やか笑みを浮かべています。
しかし、なぜこの絵画だけなのでしょうか。
「Yさん、この女性、あなたの知っている人ですか」ふとあかりが尋ねます。
「…この女性、私な気がする。」Yさん、何かを思い出すように、一語、そしてまた一語を紡ぎ出します。
主のいない家
絵画を見た後、もう少し確認すると、棚があり、中に食器が入っていました。しかし、ソファーもなければ、ただガラーンとした「空間」でしかないそのお部屋。
どうやら、その家は、空き家のようです?人がいる気配がないし、そもそも主がいないようです。
Yさんに尋ねると、ここは「私の家じゃない」と、ぽつり。
彼がいたところかもしれませんが、とにかくきれいです。最近まで使われていた感じもしますが、全体的に新しいのです。食器にしてもそうですし、埃を被っている感じもありません。そう、実は置かれているものは、食器棚も含めてすべて新しいのです。
僕はこの中に入れない
すると、入口から、お相手が来ました。
しかし、表情は硬く、茫然としたまま入口で絵を眺めています。
え?何があったのでしょうか…
「ごめんね」「守ってあげられなくて、ごめんね」
お相手が呟きます。
Yさんは、既に涙が止まらず。嗚咽のなかでポツリ、ポツリと語り出します。
どうやら、Yさん…誰かに命を奪われてしまったようなのです。
お相手はとても悔やんでも悔やみきれない様子です。このまま生きていたら、お二人は結婚しようと思って、新居を準備していた矢先の出来事でした。
Yさんはとても美しい素敵な女性でした。不幸にも、それが仇となり、ある男性が、Yさんをお相手と結婚させたくない一心で、Yさんの命を奪ってしまったのです。
お相手がふたりの結婚生活に備えて、明るい未来を描きながら準備を進めていたその夢を断ち切るかのように起きた悲劇…まさに青天の霹靂でした。
お相手は入口に立ったまま、中に入れないでいます。いえ、入りたくないのです。Yさんがいない今、どうして一人で入れよう…、絶望の淵に陥らされたお相手はこの部屋に入りたくないとさえ言っています。
私の分まで生きて。そして幸せになって欲しい
少しの沈黙の後、絵画の女性、天国に旅立った当時のYさんに登場してもらうことになりました。彼女は、穏やかに彼を見つめています。
「私は、肉体はないけれど、あなたのことを変わらず愛している。だから、起きた出来事を後悔しないで。私は、悲しんでいないから。なんでかって言うと、肉体がなくても、あなたとどんなときも、ずっと離れずいられるから。あなたも、私を心で感じて、どうか悲しまないで。残された人生を私の分まで、幸せになって生きて欲しい。そして、私があなたを心から愛していると言うことを忘れないで。」
彼も、むせび泣いています。しかし、さっきよりは顔を上にあげた感じもします。
「僕はこれからの人生ずっと君と生きて行くと思っていた。突然起きたこの出来事で、まさか君を失うとは…。本当に自分を責めた。僕が君と結婚すると言わなかったら、君は死ななかったのではないか。
僕が代わりに殺されればよかったんだ。なぜ君だったのかと思った。ここにいないってことを、今でも認められない。でも、どういう時も、君からの愛はずっと僕のもとに届いている。
あぁ、今でも、どうしても自分を許せない。自分が生きていることすら許せない。でも、これからは、君の分も僕は一生懸命生きるよ。1人じゃないって思えるから。僕は君と出会えて、君と愛し合うことができて、本当に幸せだった。ありがとう。」
Yさんは、今度は安堵の涙を流し始めます。過去世でおふたりは自分が死に別れることで人生を添い遂げられなかった。しかし、おふたりは確かに愛し合っていた…それがわかっただけでも、Yさんの魂には癒しがもたらされました。
そのYさんが、過去のわかい恋人たちにこんなことを伝え始めました。
「二人が本当に愛し合っていると言うことがわかって、私は今はすごく嬉しい。そして、私がなんで今前に進むのが怖いのか。そして、彼がなんで進めるのが怖いかわかった気がする。
でも、ふたりは心の底から愛し合っているのがわかって嬉しい。私たちはあなたたちができなかったこと、叶えられなかったことを叶えるから。あなたたちの分も私たちが幸せになるから。」
淡々と、しかし確かな口調で話すYさんでした。
しかし、何かがモヤモヤしています。そう、意志半ばにして命を奪われた過去世のYさんの哀しみが、私たちに入って来たのです。
本当は生きたかった
命を絶たれ、光となってしまったYさんが、泣きながら本音を語り始めます。
「本当は亡くなりたかった。誰にも言えないけど、彼と一緒にいたかった。だから、お願い。私のためにも、今度こそ添い遂げると言う願いを叶えて欲しい。」
そう、きれいごとじゃなくて。
過去世のYさんは、生きたかったのです。人並みの幸せを、女性としての幸せを、愛する彼と添い遂げることで叶えたかった。それが本音だったのです。
さて、話を少し戻します。Yさんはなぜ前に進むのが怖かったのでしょうか。Yさんとお相手は、今世でも、一人と言わず複数の第3者に二人の関係を邪魔をされる経験を繰り返していたのです。引き離される恐れ。
そして、自分が邪魔をされるだけならまだしも、相手に何かがあったら…そう思うと、お相手もYさんも前へ進めなくなってしまう。実は、過去世と同じだったのですね。
そして、お互いが、「自分はどうなってもいい。でも、相手に危害が及ぶことだけは避けたい」と考えると、もう前に進めなくなってしまう。これ、過去世とまったく同じ状況なのでした。
誰もがおふたりのサポーターであるパラレル世へ
さめざめと泣き続けるYさん。
…と言うことで、今回は第三者が最高に最強のサポーターとなって、おふたりを応援してくれる、最高最善のパラレル世へ飛ぶことになりました。
飛んだ先は…
なんと!ウェディングドレスを着ているYさんとお相手がいました。ふたりで向こうを向いていて、目の前にはおふたりの結婚を祝ってくれる人々が拍手をしておふたりを迎えてくれています。
そのおふたりには、もう第3者におびえる瞳はありませんでした。
自信に溢れており、凛としています。幸せに満ちたおふたりは、手を繋いでまさにふたりの結婚式に臨もうとしています。
ライバルたちも、きちんとこの会場にいておふたりを心から祝福しています。そう、おふたりを引き離そうとしていた第3者たちは、根負けしたのでした。
Yさんに付きまとっていた男性は、言います。
「彼(お相手)には負けた。僕は彼ほど君を愛せないし、君を守れない。君は僕が何をしても、僕になびかない。それに、彼がどんなに君から引き離されても、ふたりの絆がまるで頑丈なもので繋がっていることがわかったんだ。残念だけど、僕の入る隙は無い。だから、僕は身を引くよ」と潔く。
そう、Yさんは常に毅然として、お相手以外の男性にはなびかなかったのです。常に凛としていて、ご自身の愛を貫いたのでした。
そして、その男性はこんな言葉を残します。「幸せになって欲しい」そして、「僕もそういう人と出会いたい」と。
このパラレル世でも、お相手に常に付きまとっていた女性がいたようです。
しかし、お相手も、「絶対に何があっても、君を失いたくない」と強い意志を貫いていました。
その女性に、ありもしないYさんの悪い噂を吹聴されても、お相手は、Yさんを愛することを止められなかったと言います。それで、女性の方が、お相手に愛想を尽かして去って行ったようです。なぜか…それは、女性が彼に何をしても、お相手の心がそこにがなかったからです。最終的に、その女性は、お相手と一緒にいることに意味を見出さなくなったと言います。
そして、この女性もあっさりと、「もう、行っていいよ」と彼を解放してくれる流れになったと言います。「私は、心から自分を愛してくれる人を探すから、もうあなたには興味がない。」と。
敵など、どこにもいなかった。
ここでのポイントは、お互いを、そして自分のお相手への想いをどこまで信じ切れるかと言うことです。
Yさんは、魂の学びを進める前は、彼が信じきれなかったと言います。見えるものにしか意味を見出せず、いつもそれに振り回されていて、心を疲弊していました。
しかし、本当はそこじゃなかったんですよね…Yさんが遠くを見て、呟きます。
「でもね、そういうこと(闇)があったから、自分たちの愛(光)に気づけたんです。もっと絆が強くなったんですよね。本当に、感謝だなって思いました。」
穏やかにほほ笑みながら、しかし力強く言葉をつむぐYさんがいました。
引き離される恐れ、それを過去から続けていたおふたり。もう、その恐れは不要なのだと次の扉を開いていったYさん。
すると、その翌日もまたもやおふたりはバッタリ会うことができたと言います。これはYさんが波動領域を上げて、より幸せなパラレルへと進んだからに他ありません。Yさんの快進撃をこれからも楽しみに、紬さんともどもお見守りしたいと思います。
では、本日も最後までどうもありがとうございました。