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なぜ「私を生きる」ことができなかったの?~想いを封印し、「形」を生きてきた私~

いつもありがとうございます。ツインレイ・ライトワーカーⓇあかりです。

お話しになるときは、とてもカラッとしていて。あかりがメールを送るとすぐにレスポンスをしてくださる、とてもテキパキしたお仕事も家事も上手にこなされる…そんな女性が今日のご相談者さま。Aさんとさせていただきます。

今までの私だったら嫌いなタイプの彼


お相手は、今まで付き合ってきた男性とはまったく違うタイプ。空気を読む、大人の関係を常に構築してきたAさんにとって、彼は本当に異色…
正直、このタイプ、苦手かも…。でも、彼は「我がまま」を生きている、私にはないものを持っている若者。なぜこんなにこの人の魂にシックリ来るのだろう。

常に「いい人」を演じてきたAさん。一見すると理想的な家庭、何でも満ち足りている生活…しかし、すべては幻想だったのだと、もう仮面をかぶった自分を生きられなくなった瞬間、我慢の臨界点を迎えたのが今年の夏でした。その後、更なる現実崩壊を起こし、彼とも一気にサイレント期へと入って行きます。

挫折と落胆。信じていたのに…想いの起伏と現実崩壊のなか、セッションにいらしたのがAさんでした。「現状を変えたくて…」

今回は、「なぜありのままの自分を生きられないでいたのか。」そして、宇宙とお相手と、どんな約束をして生まれてきたのかを見るために、セッションはスタートしました。

お屋敷に寝そべる若者

さぁ、過去に戻ると、町が見えてきます。江戸時代でしょうか?
古い日本の家屋が見えます。瓦屋根がツヤツヤとしていて、割と粗めの凪のある海が控えています。日本海でしょうか。

Aさんは、お屋敷。に辿り着きます。
武士のお屋敷でしょうか。門が続いている。木の重たい重厚な扉を開けると、人がふたりいます。まず赤い着物を着て、髪の毛を結った20代の女の人が、そしてまた20代のちょんまげの男性がいます。
この二人、夫婦関係にあるようです。女性は、忙しそうにチャキチャキ動いています。しかし、不満があるわけではなく充実しているようです。一方で男性は、縁側に横になってお酒をチビチビ飲んでいる。その合間に、何となく、女性を眼で追っています。

このちょんまげの男性こそ、今世のAさんです。

この男性はこの家の主で、それなりに裕福なようです。武器商人として生業を立てています。
あかりが瞬時に捉えたのは、この男性の瞳でした。
「Aさん、この男性の瞳を見てください。そして、今幸せかどうか聞いてみてください。」
Aさん曰く、それなりに満ち足りている感じがあります。家業は親の代からやっていたから、このままやっている。奥さんとは、いわゆる政略結婚です。
「ねえ、Aさん。この男性が自分を生きていた最高に楽しかったころに時間を戻してみませんか。」
そうして飛んだ世界は、この方の幼少期でした。

風車とともに育んだ想い

時空を動かして飛んだ先では、風車をもって遊んでいる子供たちが3人いました。
Aさんの幼少期、着物を汚しながらも屈託ない笑顔で遊んでいます。青い生地に白い模様が入った着物はありきたりのもので、あまり良い着物ではないようです。草履は、履いています。他に小さい男の子と、同じ年位の女の子もいます。

女の子は、それはそれはきれいなピンクの着物を着ていて、そてもお上品です。しかし、嬉しそうにAさんと遊んでいます。
「Aさん、あなたはこの少女にどのような感情がありましたか」

「かわいい。大好きだった…」
声を震わすAさんは、しばし声を詰まらせます。
しかし、身分の差が大きいようで、無垢に笑いあう少年少女には無慈悲な未来が待っているようでもありました。この少女は、丘の上にある街の有力者の娘…そう、この少女こそ今世のお相手です。

さぁ、なぜ涙が止まらないの?
この幸せが続かず、いつしか「ただ無表情に生きて行く」未来、自分に仮面をかぶせる未来が待ち受けています。だからこそ、この少年は「何となく」家業を継いで、政略結婚を受け入れ、何をすることもなく酒に身を委ねていたのですね。

「自分を生きていた幼少期」から、「自分を封印することになった地点」に時間を動かしていきます。

ほほ笑む花嫁。招かざる客

降り立ったのは、とても華やかに執り行われている結婚式でした。花嫁、花婿さんが和やかに笑っています。そう、あの女の子が成長し、結婚式を迎えていたのです。

「Aさん。あなたは、ここに招待されたんですか。」

当たり前ですが、呼ばれていません。身分が違うのですから。しかも、女の子と会えなくなってから、だいぶ時間が経っていました。

遠巻きながらに、結婚式を覗いているAさんは、目もうつろにその幸せそうな光景を眺めます。花嫁となった女のことは嬉しそうで、笑顔で溢れていると言います。花婿も然り、新たな門出を迎えた二人は満身の笑みを讃えています。

Aさんは、ふたりが結婚するのを、事前に知らされていました。少女は有力者の娘、結婚は、町のみんなに伝えられていたからです。それでも、身分が違うために、お祝いを伝えに行くことすらできませんでした。
なぜなら、あの楽しかった幼少期から3年ほどしたときには、実はもうふたりは会えなくなっていたからです。ひとえに身分が理由なだけで…。

想いを伝えられなかった。

ただひたすら涙を流すAさん。
幼いとき、純粋に女の子が好きだったのです。ただ、 本当に大好きだったのに、小さすぎて気がつかなかったのです。引き離されて初めて、この想いに気づき苦悶が始まりました。
それでも自分の心に蓋をし、家業を継ぎ、政略結婚を受け入れ、物質的に世間的には満たされて、「何となく」満足して自分を納得させようとしていました。

光の空間を作り、ふたりだけしか入れないようにして、おふたりで話してもらうことになりました。身分も、立場も気にすることなく、改めて、自分の気持ちを伝えてもらうことになったのです。

「本当はずっと一緒にいたかった。大好きだったんだ…。」

式を目前に幸せそうに微笑んでいた女の子から、笑顔はすでに消えていました。ただ無言で、Aさんを泣きながら抱きしめてくれたとき、ふたりの気持ちは実は同じだったことがわかります。

子どもの社会で、ただ純粋にお互いを信頼し、無条件にお慕いしあっていたふたり。
そのとき、ふたりはまさしく「自分を生きていた」のです。

その美しくも温かい環境が奪われてから、ふたりは「形」を生きるにとどまることになりました。心は「今、ここ」にはなく、ただ目の前のことをやり過ごす…そんな日々。心にぽっかり穴が開いていた状態で、ただ家業を継いでいたものの、割と裕福だったので、さらに心に蓋をして、やり過ごすようになった武器商人のAさん。

実は、今世のAさんも全く同じことを繰り返していました。今までのAさんでもありました。それが、今世お相手と出会って、やり過ごせなくなったのです。「自分を生きたい」と心が叫び始めたのでした。

宇宙との約束


さて、過去世で、ふたりは相手お互いに負担をかけたくない…相手を想うからこそ、自分の心を封印しました。階級社会が、ふたりを大きく阻んだのです。

最高最善の過去世に飛んだ時、幼い二人はもっと一緒に遊びたい!と女の子の父親に必死にかけあい、ふたりが少しでも長く一緒にいられるよう懇願する子どもたちの姿がありました。最後は女の子自身がお父さんを説き伏せたのです!

立ち向かったら、意志を通したら、現実は開けてくる…それを体得した瞬間でもありました。自分を犠牲にし、自分を封印する必要はないのだと、力強いメッセージを残して。

そんな喜びのなかで、あかりがAさんに尋ねます。
「Aさん、おふたりは、宇宙とどんな約束をして生まれてきたのでしょうか。」
Aさんが、涙に包まれながらもすぐさま答えます。
「すべての人を愛することを約束して生まれてきました。」

この「すべての人」の中には、自愛も入っています。そう、Aさんは、そうやってワンネス意識をこの3次元の地球で学ぶことを宇宙と約束してきたのですね。
総ては繋がっている…だからこそ、Aさんがつね日頃感じていた、「孤独感」と言うものを超越して行くのでしょう。

「宇宙のことはよくわからなくて」と笑いながらおっしゃっていたAさんですが、何かが変わって行く、そんな空気感を得た私でもありました。
これからも、Aさんの魂の旅路はどんどん進んで行きます。同じツインレイ・プログラムで地球に降り立った仲間として、Aさんの魂の変容の旅をこれからも応援したいと思っています。

本日も最後までどうもありがとうございました。

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