モラハラの辛さがなかなか理解されない理由

家庭内で行われるモラハラは外部の人々には理解されにくく、被害を受けている側が孤立しやすいという特徴があります。
今日のnoteでは、モラハラの恐ろしさと、モラハラが家庭の外で理解されにくい理由についてお伝えします。

被害が目に見えにくい
被害がわかりにくいことがモラハラの恐ろしいところで、その被害がなかなか理解されない大きな理由です。
モラハラは、言葉や態度を使って精神的に攻撃を続けます。そして相手の自己価値観や精神的な健康を少しずつじわじわと破壊していくのです。
「お前のせいで」「お前が原因で」「こんなこともできないの?」「〇〇もしないくせに」「お前が〇〇だから」などといった言葉でじわじわ追い込んでいきます。
身体的な暴力ではないため、明らかな外傷も出来ません。目に見える証拠がないため、周囲からなかなか理解されにくく、その深刻さが伝わりにくいのです。

モラハラ側が巧妙に裏表を使い分ける
上記モラハラが目に見えない理由の一つでもありますが、モラハラ側は、家庭の外では人当たりがよく、人格者や親切な人として振る舞う人が多いのです。自分の親や友達、子供の学校の先生などに対してや近所の人には愛想よく「良い人」を演じます。
そのため、被害者側が他者に助けを求めても、「あの人がそんなことをするはずがない」「 優しそうな人じゃない?気のせいよ」「気にしすぎじゃない?」などと信じてもらえないケースが多いです。
モラハラ側が外部に対して見せる偽りの仮面が、モラハラの存在をさらに見えにくくしているのです。

「モラハラ」だと認識されない
言葉の暴力やコントロールが「夫婦喧嘩」や「普通の家庭内のやりとり」と誤解されることがあります。周囲の人が「そんなのどこの家庭でもあることだよ」「大げさに考えすぎ」と軽く受け流してしまうことも多々あります。
また、家庭内のモラハラが長い間続いている場合、被害者が自分の状況を「普通」と受け入れてしまうことがあります。どんなに辛く苦しくても「自分のせい」「自分が我慢すれば」と助けを求めずに耐えてしまう傾向も、周囲から理解されにくい理由のひとつです。

モラハラは見えにくい問題ですが、あなたの苦しみは無視されるものではありません。あなた自身が心から安心できる未来を選択し、一歩ずつ進んでいきましょう。

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