生命力イラスト・ヨガポーズ編㉑合蹠(がっせき)のポーズ
このヨガポーズのコーナーは、出来る出来ないに関わらず、私が描きたいポーズを描いて、自分で悦に入るためだけに存在しています。したがって絵の真似して、万が一ケガしても当方は責任を負いかねます。
どうしてもやりたければ、見よう見まねでなく、ちゃんとした先生の指導の元で行って下さい。さて今回は体の筋肉をほぐし、柔軟性を高める合蹠(がっせき)のポーズです。
合蹠のポーズは、特に股関節の柔軟性をアップさせる代表的なポーズです。また、合蹠のポーズによって骨盤を刺激することで血流が促され、腎臓や膀胱、前立腺などの泌尿器系の働きを整える効果も期待できるといわれています。
合蹠のポーズは、骨盤や腹部、背中に刺激を与えながら、股間節の柔軟性を高める効果が期待できます。股関節の柔軟性が高まることにより、背筋がまっすぐ伸びるようになり、集中力アップにもつながります。
生活習慣によって生じる骨盤のゆがみやずれの調整効果も期待できます。日頃の姿勢によって骨盤がゆがみ、股関節の動きが悪くなると、内臓にもねじれが生じて内臓機能の低下や血流の停滞の原因になる可能性もあります。そのため、骨盤のゆがみやずれを整えることで、周辺の関節だけではなく内臓機能を正常にする効果も期待できるのです。
合蹠のポーズは、泌尿器系の機能調整や改善効果も期待できます。前立腺や膀胱の働きを整え、月経不順の改善や予防などにもつながるといわれています。
骨盤周辺の筋肉が硬くなっていたり、内臓がねじれたりして血液の循環が滞っていると、新陳代謝も悪くなってしまいます。その結果、体の疲労感やだるさが解消されにくくなったり、肩や首、腰などにこりや痛みを抱えやすくなったりします。
合蹠(がっせき)のポーズは、床に座り、両脚をそろえて伸ばすひざを曲げて、脚の小指が床につくように両足裏を合わせる両脚の親指をつかみながら、脚を体に引き寄せる脚を押さえて背筋をしっかりと伸ばします。股関節を緩めるように意識しながら、両方のひざを揺らす動きを止め、頭を上げて大きく息を吸いながら背筋を伸ばします。
背筋を伸ばして脚の親指をつかみ、息を吐きながら頭を前に倒し、体を曲げたまま止まり、深呼吸を繰り返します。終わったら、 体を元の位置にゆっくりと戻していきます。
合蹠のポーズを行う際は、股関節に負担をかけすぎないように注意が必要です。フローリングの床で行うと、坐骨が痛くなってしまいます。バスタオルやヨガマットなどを敷いて行うのが重要です。
体が硬い人の場合、足の裏を合わせるときにひざが床から離れてしまいがちですが、最初はそのままでも大丈夫だそうです。痛みを我慢して床につけようとはせず、できる範囲で行うのがベストですね。
また、股関節が硬いと両方のかかとを合わせることが難しい場合もありますが、こちらもできる範囲で問題ありません。
体を曲げるときも、背筋は丸めずにまっすぐに伸ばすことが大切です。背筋がまっすぐになることで呼吸の通りが良くなり、スムーズに呼吸をすることができます。また、下半身も伸ばしやすくなります。
この投稿をもって200日連続投稿になりました。まだまだ通過点ですが、今後ともよろしくお願いします。