ライフシフト”100年時代の人生戦略”
名古屋では桜の花も風に舞い散り、初夏を思わせる日差しの強さにこころもそわそわ。
今日はゴールデンウィークにぴったりな本をご紹介します。
こちらの「超訳ライフシフト」女性は特によんでほしい。
ロンドン・ビジネススクール教授であられる、リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット著のライフシフトシリーズです。
この本は今までの「ライフシフト」「ライフシフト2」をまとめたもので、ギュッと要約されていてとても読みやすくなっています。
特にお金の話、有形資産、無形資産の話がわかりやすくまとまっており、改めて頭の中がすっきりしました。
2022年の4月から高校で本格的に家庭科の授業でお金の教育が始まりました。あと10年もしたら、みんながお金の教育を受けている世の中に変わっているでしょう。
私は最低限のお金の知識を身につけてから社会人になるべきだと考えていますし、学ぶ機会がなかった女性にむけてのマネー講座をしています。
100年時代の人生戦略ときくと、戦略的にという言葉が独り歩きして作為的なイメージに眉をひそめる人もいます。
戦略や投資という言葉が日本人になんとなくマイナスな印象を与えるのは、ポンジスキームといった投資詐欺を想像させるからなのでしょうか。なんにせよ詐欺商品が多いのも事実ですし、そこはだまされないように自己責任でしっかりとお金を守る力ものばしていきたいですね。
私がこの本を特に女性に読んでほしいと願うのは、主たる稼ぎ手ではないためにどうしても世のなかの流れに鈍感になりがちであるし、社会に出ている期間が子育てなどで、男性よりも短縮になりお金の知識を得る期間もすくないためです。
社会におけるお金のルールや感覚を掴むためにも、はじめに手に取るべき本としてわかりやすいと考えます。
私がマネー講座で一番お伝えしていることは、自分の価値観にあったお金の使い方を知り尽くすこと。そしてこの資本主義社会の仕組みを理解して、経済投資で金融資産を増やし、自由に生きる選択肢を広げることにあります。
お金を基準にものごとを考えてしまいがち。本当に自分のしたいことを意識してお金を使っていくことが最大値の幸福へとつながります。
あとは生活の基盤をおびやかされないように安心できる生活費を確保していくことです。生活費が経済投資で賄えたらあこがれの「FIRE」です。
以前の世の中とは違って、いろいろな知識も本やセミナーで得ることができます。このコロナ禍のおうち時間を利用して一緒に勉強しましょう。
私も独自の理論をくみたて、マネー探究クラブでも「投資をはじめてみましょう」講座をしました。
しっかりと仕組みや制度を理解して、すこしずつ自分たちの大切なお金をふやしていきたいです。50歳以上の人は投資はリスクを伴うことを肝に銘じて最低限の金額から始めて下さい。
自分の信頼できる人からお金の話は聞いてください。商品を購入することを勧められたらやはり疑ってかかるべきです。
私は警察官時代にいろいろな詐欺犯罪をみてきました。騙されていると思わずにいい人に巡り合ったと信じている人もいました。
自分が納得のいく人生を過ごせるように、少しずつ行動を変えてみましょう。
人生の中で無形資産という友人との絆、つながりが最も大切だとも書いてあり、私も心から無形資産の大切さを実感しています。
いろいろな資産を知るだけでもこの本を読む価値はあります。ぜひお休みの日は手に取ってみてください。