Volume of Life -生命の音色-
ゆっくりめの起床のあと、洗濯物を干していたら、ある言葉が聞こえてきました。
『弱いのがなんでダメなの?』
ふと脳内に降りてきたようなこの言葉に、わたしは思いました。
「弱さってダメなことだっけ?」
過去には散々強がり、弱さなんて出してはいけない恥ずべきものだと押し殺し、生きてきたわたし。
なのに今、弱さについて、いいとか悪いとか、そういう概念がなくなっていることに気付きました。
人間はいつから、弱いことを悪いものだと思うように植え付けられてしまったのでしょう。
なぜ、弱い自分を責めたり、傷口を隠そうとしたりしてしまうのでしょう。
弱いより強い方がいいなんて、誰が決めたのでしょう。
強くなりたくて、弱い自分を克服しようとして、それで強くなったら、目の前に広がる世界は思い通りになるんでしょうか?
考えても考えても、弱さがダメな理由、弱さを責める理由が見つかりませんでした。
弱さを実感する時、そこには強さとの比較があります。
その逆もしかり。
でもね、比較する時点で、自分の中にそのどちらもが同時に存在してるということなんですよね。
弱さと強さは別々にあるわけではないのです。
むしろ別々には存在不可能な概念です。
ただ【強弱】というひとくくりの概念があるだけ。
だから、弱さを実感した時、自分の中にすでにある強さと比べて、苦しんでいるということ。
また、強さを自覚し、自信満々になっている時、自分の中の弱さに対して、傲慢になっているだけです。
すべては自分の中が分離した不毛な闘い。
これって、一人芝居みたい。
そんな自分を俯瞰で見たら、なんだか、身体の力が抜けそうな感覚になりませんか?
誰に張り合っていたんだろうって。
わたしは思わず、笑ってしまいました。
だってよく考えたら、扇風機の風は弱が好きなのです。
でも風呂上がりは強にします。
ガスコンロの火は、弱火が好きなのです。
でも沸騰させる時は強火にします。
その時々に感じたい強弱を選んで感じている、必要だからそうしている、そうなるだけなのだとわかる。
弱いな〜とか強いな〜とか、浸る間もなくつまみを調節する。
いちいち、頭でこねくりまわさない。
だって、好んでそうしているのだから、ちょうどいいな〜心地いいな〜くらいしかない。
きっと心も同じ。
強くありたい日もあれば、弱くありたい日もある。
身体とも相談して、そのちょうどいい塩梅の場所に、とどまっていればいい。
そしたら、なんかわかんないけど、いろんなことがスムーズに流れる。
いいも悪いもないのだと実感する。
すべてはバランス。
そんな今日のわたしは、強火と弱火の間、中火のちょっと下くらいです。なかなかフラットないい感じ。
一人芝居ではなく、一人静かでいたいです。
でも浮かんできたのは、この曲。
すごい強弱のコントラスト(笑)
愛しすぎちゃったのね… でもそれもまたよし❤︎
もはや愛憎と美醜の渦の中。
今回のこの記事、【強弱】には、いろんな対語を当てはめて読んでみると面白いかもです。
【善悪】【明暗】【静動】【悲喜】【清濁】 【愛憎】【美醜】【緩急】【大小】【白黒】 【高低】【長短】【YOU&I】
これは一例ですが、自分の中にこんなにも調節可能な概念があり、そのすべてが同時に存在しています。そしてその状態と組み合わせはおそらく無限。
そのことさえわかれば、その時その瞬間にしかいない、自分の尊さが、奥行きが、変化していくさまが、与えられた自由であり可能性の宝庫だということがわかるんじゃないかなって思います。
それが、
Volume of Life。 生命の音色。
(*volume … 物体によって占められている立体空間の量。)
本来なら、概念すら後付けでしかありません。
ただただ自由なグラデーションのなかに存在する、唯一無二のあなたという音に、今日も魅せられている人がいる。
だから、そのままのあなたを奏でよう。
この宇宙の中にある地球、その大自然は、どんなときもあなたをサポートしてくれる、頼るべきエネルギーに満ち溢れた楽園。
どんな想いも、願いも、叫びも、
声なき声さえも必要な場所に届けてくれる。
だから、大丈夫だと思えなくても、大丈夫なんだ。
♢
昨晩、ふと聴きたくなった大好きなこの曲。
『A Million Dreams』
目を閉じると見えるんだ
僕を待っている世界が
僕のことを呼んでいるんだ
闇を通り抜けて、扉を通って
今まで誰も行ったことのない場所だけど
故郷のように感じるんだ
僕は狂ってるって、みんな言うかもしれない
正気を失ったと、みんな思うかもしれない
でも僕は気にしないよ
狂ってるとでも言ってくれ
僕たちは自ら創り上げた世界に住めるんだから
毎晩ベッドに入ると
鮮やかな色彩で頭の中がいっぱいになって
無数の夢で目がさめちゃうんだ
僕が描いた世界は実現すると思う
無数の夢は叶えるためにあるから
無数の夢は世界を創るためにあるから
僕らが創ったような家があって
すべての部屋の中が
夢のようなもので溢れているよ
僕が集めた特別なものさ
雨の日さえも
君を笑顔にするためにあるんだよ
僕は狂っていると、みんな言うかもしれない
正気を失ったと、みんな思うかもしれない
でも僕は気にしない
狂ってると言われても平気さ
僕たちが創り上げた世界へ逃げよう
どんなに大きくても、どんなに小さくても
全部一緒にいさせて
私と夢を分かち合いましょう
あなたが正しかろうと、間違っていようと
私を連れて行くと言って
あなたの見る世界へ
目を閉じると見える世界へ
目を閉じて思い描くわ
毎晩ベッドに入ると
鮮やかな色彩で頭の中が溢れる
無数の夢で目がさめてしまうんだ
無数の夢、無数の夢
僕が描いた世界は実現すると思う
無数の夢は叶えるためにあるから
無数の夢は世界を創るためにあるから
世界を創り上げるために
狂ってるって、英語で【sounds crazy】って言うんだね。
それもただの音色ってことだ。
じゃあ別になんにも気にしなくていいよね❤︎
Sounds Crazy !
なんていい響きなの。
♢
いつかの紅葉✨
世界は生命のきらめく音で溢れてる。
天国はいつだって目の前にある。
ご覧いただきありがとうございます✨ 読んでくださったあなたに 心地よい風景が広がりますように💚