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妄想性Pについて
統合失調質Pや統合失調型Pと同じA群に分類される、妄想性パーソナリティ障害についてお話ししていきます。
☆妄想性パーソナリティ障害☆
敵意を向けられていると強く感じる。
不信感や猜疑心があり、身近な家族や友人のことも疑ってしまう。
自分を正当化しがちである。
自分の長所や頑張りを他者から褒められる際に、もっとしっかりしなきゃいけないと考えて、素直に喜べない。
また、妄想性Pの方のエピソードには、以下のものがあります。
店員さんが、
うっかりレジミスをしてしまいました。
必死に謝り、
レジを正しく打ち直しましたが、
妄想性PのAさんは、腹の虫がおさまらず、
怒りをぶちまけてしまいます。
→自分を騙そうとして、レジの打ち間違いをしたのではないかと勝手に解釈してしまうことにより、Aさんの怒りがおさまらなかったようです。
友達のBくんと妄想性PのCくんが、
大好きなアーティストのライブ観戦について
楽しくおしゃべりしていました。
しばらくしてBくんが、
「そのライブのチケットを予約するから、
住所とか教えてよ」とCくんに言いましたが、
急にCくんは黙ってしまいました。
→友達にも、頑なに自分の個人情報を教えないのは、妄想性Pの不信感や猜疑心からくるようです。どんなに仲が良くても、教えることには抵抗があるのです。
まるで、崖っぷちから海へ飛び込むような感覚くらいに…(⌒-⌒; )
☆治療法としては、薬物治療や認知行動療法などがメインになりますが、サポートする側の方は本人とのラポール(信頼関係)が非常に重要になります。
信頼関係を築いてはじめて、治療のスタートラインに立つことができるので、根気よくゆっくり頑張っていきましょう!
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