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障害手帳はもっておいたほうがいい?

障害者手帳を取得しておいた方がいいのでしょうか? 
持つことによるデメリットはないのでしょうか?

結論から言うと、取得できるのであればもっておいた方がいいと思います。障害者手帳を持つことに心理的抵抗がないのであれば、メリットはあるけれどもデメリットはないからです。

障害者手帳のメリット

障害により受けられるサービス等の例として以下があります。

  • 鉄道・バス・高速道路料金割引

  • ガソリン代助成

  • タクシー料金割引・助成

  • 公共駐車場料金割引

  • 自動車税減免

  • 重度障害者医療費助成

  • 所得税・住民税の障害者控除

  • 水道料金減免

  • 紙おむつやその他日常生活用具の助成

  • 身体機能を補完・代替する補装具の助成

  • 視力矯正用メガネやその他訓練・介助器具の助成

  • 遊園地、公園、美術館、映画館などの割引

上記以外にも、障害基礎年金や各種手当の受給など障害がある人への施策・優遇は他にもありますが、ほとんどのものは障害者手帳を持っていることが条件ではありません

ただ、各種優遇を受ける場合には、手帳を提示するのが一番スムーズでしょう。障害手帳以外の証明書を受け付けてもらえるかはその施設や担当者次第なのところがあるからです。

また、公的な補助・優遇等については手帳の等級を目安とされることが多いため、手帳を持っていると受けられる補助・優遇等が明確になります。

一方、障害者枠雇用は、基本的に障害者手帳をもっていることが条件となるので、障害者雇用を目指すには手帳を取得することが必要となってきます。


障害者手帳をもつデメリット

上述のように、障害者手帳は障害があることをわかってもらうことで支援等を受けやすくするためのものです。身分証ではなく、見せたくなければ人に見せる必要はありません。また、持っていることを人の知られることもありません。

ですので、心理的抵抗がなければ、メリットこそあれデメリットはないと思います。

手帳の申請

障害者手帳を取得するには市町村の窓口で申請します。

18歳未満であれば児童相談所で、18歳以上であれば知的障害者更生相談所などで判定を受けるように言われますので指示に従いましょう。判定により障害等級が決まります。

手帳には原則として有効期限があり、数年毎に更新手続きが必要です。


障害手帳の詳細や、受けられるサービスや優遇等の詳細は、「障害のある方とご家族のお金の相談所」FP事務所 Osaifu(おさいふ)のブログに書いています。よろしければご一読ください。
https://osaifu-fp.com/utilize-supports/disability-certificate/


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