障害のある子が大人になってからのお金(2)モデルケース
障害のある人のお金の収支について、平均的な収入と支出を想定した3つのモデルケースを見てみましょう。
3ケースとも以下の想定は同じです。
29歳まで両親と同居し30歳で実家を出る
40歳から成年後見制度の利用開始
65歳から介護が必要となり特別養護老人ホームに入る
寿命は87歳(女性の平均寿命)
ケース1
・軽度の知的障害のAさん
・障害基礎年金2級をもらいながら障害者雇用で働き、アパートで独り暮らしをしています。
・趣味や余暇を積極的に楽しんで生活しています。
このケースでは、成人後トータルでのお金の収支はほぼトントンです。
ケース2
・知的障害のBさん
・障害基礎年金2級をもらいながら就労継続支援B型で働き、グループホームで暮らしています。
・CDやDVDを買ったり、余暇活動で外出・旅行を楽しんでいます。
このケースでは、成人後トータルでのお金の収支はやや余裕があり、不測の事態に備えられそうです。
ケース3
・重度知的障害のCさん
・障害基礎年金1級をもらい、生活介護事業所で日中活動をして、グループホームで暮らしています。
・工賃はありません。
・お小遣いは大好きなおやつやジュース、余暇活動やたまの旅行に使います。
このケースでは成人後トータル収支は赤字が見込まれます。
3つのケースそれぞれのお金の収支計算表と、なぜトータル収支が変わってくるのか、そして収支を改善するためのポイントなど詳細は、「障害のある方とご家族のお金の相談所」FP事務所 Osaifu(おさいふ)のブログに書いています。よろしければご一読ください。
https://osaifu-fp.com/how-much-to-leave/how-much-income-spend/
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