Feelin' the sky/Laputa
「駆け巡る夏の終わりの気怠ささえ愛おしい…」
本日は8月31日。8月の最後の日です。
暦的には9月から秋って感じがしませんか?
という事で本日はLaputaの「Feelin' the sky」
について語りたいなと思います!
7月に作成した「Laputaダイマ」でも選曲した曲になります。友達にLaputaのベストを貸した時にも「この曲(Feelin' the sky)まいちゃんめちゃくちゃ好きそう」、と言われました。
正解です。
流れる様に美しいサウンドとどこか切なさを感じる歌詞の曲はもれなく好きです。そしてこの曲もその2つがぴったしと当てはまるではありませんか!
歌詞を読んでみて
歌詞解釈みたいなものでもしようかなと思ったんですがこの曲めちゃくちゃ難易度高いです。
そもそもV系の曲って歌詞解釈の難易度が高い曲ばかりのイメージが強いです。
という事で改めて歌詞をしっかり読んで見ることにしました。
これは完全に個人的解釈になってしまうのですが、この曲は「太陽と蒼い月〜2 Lovers〜」や
「Stray」辺りと世界観が近いのでは?と感じました。似ていると思った点については、
①「大切な人or自分が旅立ってしまい、今でもその人を想っているような描写」
②「空からの描写」
以上の2つの点になります。
注目ポイント
舞い降りた 雲の上から
穴を開けた 君に届くように
この歌詞を読んで私は「薄明光線」、いわゆる
“天使の梯子”を連想しました。雲の隙間から光がペカーってなるアレです。
そして「開けた」と書かれています。地上に生きている人間は中々雲に穴を自力で開ける事は出来ないと思います。
この曲では恐らく旅立った「僕」が「君」を見守っているよと、伝える為に雲に穴を開けて天使の梯子を作り出したのかなと私は解釈しました。
きっと「君」も見ていることでしょう…
そしてラスサビの前にあるこの部分
がらくたの嘆きさえ運ぶ風
がれきの隙間 吹き抜けて
抱き締めて重ねあう口唇は
がれきの隙間 埋めていく
ラスサビ前に持ってくるだけあって、すごく重要な部分になると思うのですが、中々解釈が難しいです。最初の2行は曲の頭から登場します。
恐らく大切な人と抱き合い口付けをする事で心の隙間が埋まっていく、みたいなイメージなのかな?と思うのですが、ここで出る「がれき」は「僕」の心の中にある荒廃したような気持ちだったりするんでしょうか…
曲の頭の部分の時点では心の中に隙間がある状態ですが、ラスサビ前でその隙間が埋まっていきます。ここで冒頭の歌詞から時間経過が起こっていることが分かります。
う〜〜ん難しいです。
今このnoteを書きながら考察しています。
先に書く内容をまとめてから書けばいいのにって思いますよね…
そしてサビの最後に出てくる
「憧れていたあの空」
は「君」と「僕」どちらが憧れていたのか…
話が難解になりそうですが、恐らくどちらでも成り立つと思います。これについてはとんでもない深読みストーリーになってしまうので割愛します。皆さんはどちらのイメージですか?
そして最後の「Feelin' the sky」の連続攻撃(?)
歌詞を読むだけではただ同じ歌詞が続く、みたいな印象になるかもしれませんが、
曲の中の感情の籠った「Feelin' the sky」を聴くと様々な感情や気持ちが想像できます。
解釈するとなると難しく、複雑になりそうな曲ですが、全体的に美しく突き抜けるような印象を与える歌詞だなぁと感じました。Laputaの歌詞について語る会とかあったら参加してみたいです。
メロディ&サウンド
ここまでnoteを書くのにこの曲を10回以上リピートし、書き終わるまで流し続ける予定なのですが、
全く飽きません。
この曲はイントロが無く、冒頭からakiの声で始まります。最近の音楽のトレンドもYOASOBIや米津玄師など、イントロから始まらずにすぐ歌唱が始まる曲が多く見られます。1998年の曲ですが最近の曲のトレンドも抑えられています。
さすがLaputa新しいですね(定期)
まぁ勿論当時からもそういう曲はありましたよ!
そしてキラキラ音とギターの音が気怠くももの哀しい空気感を演出してくれます。
それからドコドコドラムとギュイーンギター…
曲の始まりを感じますね!
前まで全然注目出来ていなかったんですが、Aメロが始まる前や2番後に雷音みたいなのが入っていましたね。沢山聴くと新たな発見があり、ひとつの曲に様々なイメージを持つことが出来ます。リピートも大事ですね。
あとラスサビに入る「キーン」って音がとても良いアクセントになっています。この音もこの曲を構成するのに大切な役割があると思います。節々に入っている細かな音、これがある事によって
曲が更に装飾されます。例えるならプリクラなどにあるスタンプみたいなものでしょうか。
そして2回目の「La la la…」の後に(恐らく)キーボードの音が2音程特に目立つ部分があって、ここが切なさ涙腺刺激ポイントになります。(特に注目して欲しいポイント)とても胸に染みます。
あぁ…夏終わるなぁって…。
まさに「夏の終わりの気怠ささえ愛おしい」と思えてしまうような感覚に陥ります。
ちなみに1番最後の「Feelin' the sky!」の部分の前にも3音ほどキーボードが鳴っています。これも「ここで歌終わるよ!」みたいなのが感じられますね。
前もどこかで話したかもしれませんが、激しめの曲に入るピアノやキーボード、ヴァイオリンの音が凄く好きなんですよね。強い、激しい音の中で美しく、儚く、花開いている感じが好きです。
まとめ
今朝会社に行く前にこの曲を聴いて出社しました。朝から暑くて怠くて…
今年の夏はめちゃくちゃ暑かったし蒸してたしだるかったですよね…
でもこの曲を聴いたおかげでもうすぐで終わる夏がどこか「愛おしく」感じられました。
Laputaありがとう!
あと数分で8月が終わってしまいますが、その残り短い時間でこの曲を聴いてみてはどうでしょう?
勿論私は9月からも沢山聴きますけども!
今回も読んでくださって
ありがとうございました!
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