
示談・合意。(実際の書面あり👌🏻✨)
こんにちは😊
あんみつです。春ですね🌸
私は昨年、ある性被害に遭いました。
その件で、私は加害者と「合意書」を交わしています。所謂「示談書」です。
ですが、その後も法廷で争うことになりました。
「示談したのになぜ裁判をするの?」と思う方もいると思います。
経験のない方には、中々分からないですよね、、
今回は、そのことについて私の経験を混じえてお話ししたいと思います。
最後には、実際に交わした「合意書」も添付しちゃいましたので
ぜひ読んでみてください😂✨
※※※※※
以前も申し上げましたが、
私は専門家ではありません。ただの被害者です。
あくまで自分で調べた情報、法学部の友人に聞いた情報、私が雇った弁護士から教えて頂いた情報など、自身が争っている最中に学んだ内容をまとめたものです。
予めご了承ください。
示談とは
ネットで調べてみました😌😧
民事上の紛争について、裁判外で当事者間に成立した和解契約のこと
つまり、加害者が謝罪し、金銭を支払い、被害者がそれを受け入れるというものです。
それを書面に表したものが「示談書」です。
口頭でも成立しますが、後々トラブルにならないために書面に残しておきましょう🌞
罪を犯した人は、刑事的責任と民事的責任の両方を負う必要があります。
刑事裁判で出る判決は、あくまで国に対する償いであり、被害者への補償ではありません。
この「示談」という行為によって、加害者は民事的な責任を解消します。
被害者は「被害弁償」を受けることになります。
これにより、事案にもよりますが
被害者が加害者を許したり、
被害届や告訴を取り下げることもあるそうです。
示談書と合意書の違い
気になりますよね…
実は………
無いです!
法的拘束力は同じだそうです。
その文面の内容が重要なのであって、表題で効力に違いが生じることはありません。
他にも「和解書」という名前が使われることがあるそうです。
正直、表題は被害者・加害者の気持ち次第で
好きに決めちゃってOKなのです🙆🏻♀️
一応、私が表題を「合意書」にした理由についてお話しします。
私は、加害者を全く許していませんでした。
「示談」という単語が私には全て解決したような言葉に感じてしまい、使うのに非常に抵抗がありました。
そのため、「合意書」という形で締結することにしました。
連絡手段
普通、加害者は直接連絡してきません。
弁護士を雇って、弁護士を通して被害者に連絡してくるはずです。
加害者が被害者の連絡先を知っていれば、すぐに連絡が来ると思います。
もし、連絡先を知らなければ、、、
事件化されるまでは、向こうとしても何もやりようが無いのではないかと思います。
逮捕されてからであれば、
①検察→被害者
加害者の弁護人へ連絡先を教えていいか、
許可を取る
②検察→加害者の弁護人
被害者の連絡先を教える
という流れになるみたいです。
私の場合、直接交渉したくありませんでした。
私の方でも弁護士を雇っていたため、
検察には、
私側の弁護士の連絡先を、加害者の弁護人に伝えてもらうようお願いしました。
逮捕後
私のケースでは、
加害者が逮捕されてから、初めて向こうから示談の話が出されました。
まさか私が被害届を出しているなんて思ってもいなかったんでしょう。😳😳😳😳
甘いですね😏😏🍩🍬
加害者が逮捕されてから示談したがる理由は
✔起訴されたくないから
です。
刑事裁判での有罪率は 99.9%。
確実に、加害者に前科が付くことになります。
この時点で示談しておけば、
✔被害者に金銭面での賠償をした
(=民事的責任解消)
✔被害者に許して貰えた(※文面による)
✔逮捕時からの身柄拘束が解かれる
という加害者側に有利な証拠ができます。
勿論、起訴するか否かを決めるのは検事で、被害者ではありませんが、
不起訴になる確率は高くなります。
私は何としても法廷で裁いて欲しかったため、一貫してこの時点での示談を拒否していました。
その上、私は
起訴前の示談だと↓のような恐怖がありました
✔不起訴になる可能性がある
✔身柄拘束が解かれる可能性がある
→また会社に来るかもしれない🥲
この事件の加害者は、
事件後も、身柄拘束されるまでは平然と出社してくるような、
強靭なメンタルの持ち主でした。。(笑)
また逮捕されてからも、会社に対して
「ちょっとトラブルが〜」で済ませて、有休使って誤魔化してたみたいですからね…。
(会社は知ってるので嘘バレバレでしたけど)
そのため、「金額が低すぎる」という理由をつけて私の弁護士に示談を拒否してもらいました。
しかし、あまりにもNO❌を突き付けると
万が一「不起訴になりそう」になったとき、
こちらに有利なかたちで合意出来なくなってしまいます。
なのでその辺は、私の弁護士はうまーく濁して話してくれたみたいでした。
私はぜっっったいに示談する気はありませんでしたが!!!!!
そしてなんとか不起訴は免れ、この事件は無事起訴されました👏🏻
起訴後
示談交渉のタイミング、まだあるんです。
起訴されたあとです。
私も再び、加害者側から示談の話が来ました。
先程申し上げた通り、刑事裁判では、99.9%が有罪判決です。
そのため、今更示談したがる理由は不思議に思えるかもしれません。
加害者側が示談したがる理由は
✔示談が量刑に影響する
(=刑が軽くなるかもしれない)
ためです。
私は、ほぼ有罪確定である加害者の刑が軽くなってしまうのが絶対に嫌でした。
最初は被害弁償の受け取りを頑なに拒否していました。
しかし、判決後の示談交渉だと
私にとって↓の様に不利になる、と私側の弁護士に言われました。
✔貰える金額が下がる
✔その他の条件が悪くなる
✔もしかしたら、何の民事的補償もしてくれないかもしれない
まあ…そりゃそうですよね。
判決も出てしまえば今さら払う意味もありませんよね。
本当に反省していれば別ですが( ˙ ꒳ ˙ )
私は自身の弁護士に説得され、
起訴から1ヶ月半でようやく「合意書」を交わしました。
実際の合意書の内容
お待たせしました!今回特別に紹介します🌟✨
⚠甲:被害者 乙:加害者
本物がこちらです。☟☟☟

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①被害弁償の受け取り
→加害者が被害者にお金を振込みますよ、という約束です。振込先は、私の弁護士の専用口座が書かれています。
②③④⑤接近禁止
→加害者が、被害者本人、会社、家、実家に近寄らないという約束です。
⑥盗撮動画の削除、スマートフォン廃棄の約束
→そう、私、、身体をiPhoneで撮られてたんですよね…🙃
加害者は、最初は一貫して知らないフリをしていましたが、最終的に認めました👏🏻
まだ記録が残ってたりしたらさすがに怖すぎるので、条項に入れました…💦
⑦加害者が釈放された時の居住地の報告
→近くにいたら怖いので…💦ある程度知れると、自分がそこに近付かないようには出来ますよね。
⑧債権債務関係の有無
→被害者は今後お金を要求しないよ、という約束です。
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意識したこと
・宥恕文言を入れなかったこと
宥恕とは、「加害者を許す」ということです。
やはりこの文言を入れると、裁判の際に量刑が軽くなってしまうかもしれないため、全力で拒否しました。
・加害者の謝罪を入れなかったこと
謝罪されても自分にとって何も意味が無いと感じたからです。
私は加害者から送られてくるたくさんの手紙を全部拒絶しましたが、
それと同じで、興味がありませんでした。
また、裁判をする際、裁判官が見る合意書に、
「加害者が謝罪してる証拠・それを私が受け入れた証拠」が無い状態にしたかったのです。
終わりに
以上で今回は終了となりますが、いかがでしたか?•́ω•̀)?
ネットで調べると、加害者に有利な情報ばかり出てきて
当時、私自身とても苦しかったので、、(´⚲_⚲`)
少しでも困っている被害者の方の参考になれば嬉しいなと思っています。
日本語が下手ですみません💦
何か不備があれば教えていただけると幸いです(˶´ᵕ`˶)
それではまた次回👋🏻
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