ひとりで抱え込まなくていい。仲間を頼れるリーダーであれ -Cocone V Advent Calendar 2023 #09-
こんにちは! cocone v note編集部です。
シリーズ「Cocone V Advent Calender 2023~今年の漢字1文字~」では、cocone vのリーダー全員を対象にインタビューを行い、今年の活動やこれからの挑戦、それぞれの思いを伝えています。
第9回目のインタビューはPuretomoチーム チーム長のヤマゲさんにインタビューを行いました。
今年でサービス開始から23周年を迎えた、ハンゲの象徴とも言えるアバターサービス「Puretomo」。
チームの組織体制が大きく変わり少数精鋭で高い目標を目指すことになったPuretomoチーム。チームにとっても、ヤマゲさんにとっても大変な1年だったようです。
どんな困難があって、それをどんな風に乗り越えていったのでしょうか。
世界中のすべての悩めるリーダーに届きますように。
2023年は「変わらざるを得ない」緊張感のあった1年
大場)2023年を振り返ってみて、どんな1年だったでしょうか?
ヤマゲ)まず、組織体制の面ですと前任のチーム長が異動になり、それに伴い7月から私が Puretomo のチーム長になりました。
Puretomo について振り返ると、2022年4月のリニューアルから売り上げなどを注視されていましたが、お客様の数も増加していること実感できた1年でした。今年4月の1周年イベントは、売り上げやお客様の数の面で今年一番の成果を出すことができました。
昨年よりも組織が小さくなった中でもアイテムの販売点数を維持し、昨年より良い成績を残すことができました。チームのメンバーを誇りに思っています。
昨年末に実施された組織改編によってチーム内のデザイナーの数が少なくなったり、チーム長が私に変わったり、2023年は Puretomo チームにとって激動の年でした。
チームメンバー全員が、「今までと同じではいられない、変わらざるを得ない」という状況に追い込まれたように感じます。それはとても苦しかったですが、それを乗り越えてみんな成長できました。
今年になって初めてディレクターとしてラインナップ選定やアイテムのクオリティーコントロールを担当することになったデザイナーは、今ではチームの中心となってバリバリ活躍してくれています。
企画「猫のガチャ」でアバターを通してお客様の想いに応えることができた
大場)Puretomo について、印象に残っているアイテムやイベントなどはありますか?
ヤマゲ)今年2月22日に実施した「猫のガチャ」ですね。「猫の日」に合わせた、猫アイテムに振り切った企画です。Puretomoのお客様は猫のアイテムを好まれる方も多いので、大変反響をいただきました。
お客様から猫の写真を募集して擬人化コーデを作る企画で、「もう亡くなってしまった、私の家族です」というメッセージの添えられた応募がありました。
私は Puretomo にリニューアルする前からずっとアバターサービスに関わっていますが、こんな形で、アバターを通じてお客様の想いに応えることができるなんて思っていませんでしたから、とても印象に残っています。
それから、私の家の猫を告知に使ったり、猫を飼っているデザイナーが本気で描いてくれた猫を随所にあしらったりと、チームのみんながノリノリで制作できて、それが成果につながったことを嬉しく思っています。
一人で抱え込まなくていい。頼れる人の存在に気付けた
ヤマゲ)先ほども少しお話しましたが、前任のチーム長の異動によってチーム編成が変わることになって、突然チームを率いる立場になった私だけでなく、チームのメンバーも困惑していたように思います。それで、コミュニケーションに関して苦しい局面に陥ることがたくさんありました。
最初、「リーダーなんだから自分がしっかりしなければ」と考えていたのが、徐々に「嵐が過ぎるのを待つ」という方向に変わっていき、誰にも話せず一人で抱え込んでしまいました。思い切っていろんな人に相談してみたら、自分の様子を見て心配してくれていたり、親身に聞いてくれいたり、助けてくれる存在が周りにたくさんいることに気付けたんです。
リーダーだって人間だし、辛いと感じる時だってあるんだから、「リーダーは弱音を吐いちゃいけない」と気負いすぎず、メンバーを信頼して、頼ることも大切なんだと実感しました。
そして、仕事を円滑に回すためにはやっぱり日頃のコミュニケーションが大事なんだな、と痛感しました。
様々なきかっけが重なり、ほとんど準備もできていない状態でしたが、思い切って、チームメンバーと1on1で話を聞く機会を作りました。まだまだ経験値が少なく、たどたどしさの漂う1on1ですが、現在も続けています。(メンバーのみんな、慣れていなくてごめん!)
結果としては、初回だけでも大きな収穫がありました。今まで見えていなかった各メンバーの考えや、趣味趣向・人間性の片鱗を知る事ができたのです。これはコミュニケーションを取るための足掛かりになりました。
1on1 を実施する前はめちゃめちゃ怖くて憂鬱でしたが、自分からドアを叩いて開けなければ、何も変わらないんだな、と身をもって知ることができました。
それから、事業部長の我妻さんがこの件について積極的に関わってくれたことにも大きく助けられました。ただ、結局、自分は何もしていない、とも思ってしまうのですが…。
大場)いえいえ、困っている時に周りに助けを求められるっていうのは、とても大事なことです。ちゃんとそれができる人って実はあんまりいないように思います。
それに、ヤマゲさんが真剣に考えていたからこそ、助けてくれる人が現れたんだと思います。
ヤマゲ)世の中には「周囲に弱音を吐いてはいけない」と考えているリーダーがたくさんいると思いますが、そんなことはないですよ!
話を聞いてくれる人は、周りに必ずいます。誰もいなかったら、私が聞きます!(笑)
もうひと頑張りできた、メンバーの心遣い
大場)お話を伺う中で、とても大変な1年だったんだなということがよくわかりました。そんな中でも、うれしかったことはありますか?
ヤマゲ)チームのとあるメンバーが、私を心配してくれて Slack で DM をくれたことがありました。
私が悩んでいることを直接話したことはなかったのですが、察して心配してくれていたみたいで。私も腹を割って「頼りなくて申し訳ない」と伝えたら、「ヤマゲさんとサービスを作っていきたいです」と返信してくれて。それを見て涙腺が崩壊しました。
信頼できる仲間の存在に気付けたのが、嬉しかったです。
ヤマゲさんの選んだ「今年の漢字」は…?
大場)今年のヤマゲさんを象徴する漢字1文字はなんですか?
ヤマゲ)私が選ぶ今年の漢字1文字は「頼」です。
私にとって、2023年は自分の未熟さを思い知らされた1年でしたが、同時に、頼れる、信頼できる人が周りにたくさんいることに気付くことができました。
チームメンバーや家族、Puretomo のファンでいてくださるお客様の存在に救われた1年でした。
そのことへの感謝と、「来年は自分が頼れる存在になるぞ」という決意を込めて、この漢字を選びました。
2024年、みんなの心のドアをノックしていく
大場)最後に、来年の目標を聞かせてもらえますか?
ヤマゲ)最近、プライベートで「鉱物採集」をするのが趣味なんです。
事前に潮の満ち引きを調べて、一人でリュックを背負って早朝の海に行って、転がっている石を拾うっていう。気付いたら8時間くらい経っています。
ぱっと見は何の変哲もない石でも、手に持っていろんな角度から見てみたり、時にはスマホのカメラにマクロレンズをつけて撮影したり、じっくり観察してみると、必ず、その石にしかない美しさを見つけられます。それって、人にも通ずるところがあると思うんですよね。
今までは「苦手だな」と感じた人に対してすぐにシャッターを下ろしてしまうようなところがあったんですけど、どんな人にも共感できるところや学ぶべきところがあると思います。積極的にいろんな人の心のドアを叩いていって、いろんなことを吸収していきたいです。
■次回予告
「守り」の観点で持続的にチャレンジし続ける会社へ
財務経理チーム 緒方さん
経営管理チーム 金 思龍(キム サヨン)さん
お楽しみに🎄
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