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アバターサービスが提供する価値の根本に立ち返える。3つのサービスづくりに奮闘した1年 ‐Cocone V Advent Calendar 2023 #25‐

こんにちは。cocone v note編集部の留置です。
シリーズ「Cocone V Advent Calendar 2023~今年の漢字1文字~」では、cocone vのリーダー全員を対象にインタビューを行い、今年の活動やこれからの挑戦、それぞれの思いを伝えています。

第25回目のインタビューはCCP事業本部 事業部長 我妻万里子さんにインタビューを行いました。

ココネグループの注力事業、アバターサービスづくりに励むCCP事業本部。
試行錯誤の中で、お客様にとって日常の疲れを忘れられるような癒やしの空間「サードプレイス」を作りたいという根本の考えに立ち返り、「心が揺れ動く」ことを意識したサービスづくりに尽力してきた1年を振り返ります。
我妻さんの選ぶ「今年の漢字1文字」は何になるのかを想像しながらご覧ください。


ココネグループの注力事業「CCP」

留置)我妻さんが事業本部を務める「CCP事業本部」について教えてください。

我妻)CCP事業本部の「CCP」とは、ココネグループで定義している「Character Coordinating Play」の略で、私達CCP事業本部では、アバターを使って自己表現とコミュニケーションが楽しめるサービスを作っています。

現在CCP事業本部では、
・大人も楽しめるアバターきせかえアプリ『ピュアニスタ』
・23周年を迎えたアバターきせかえサービス『Puretomo』
・グローバル向け新規CCPサービス
大きく3つのサービス作りを行っています。

お客様にとって最高のサードプレイスを目指し、突破口を探し続けた1年

留置)今年1年を振り返ると、どんな1年だったでしょうか。

我妻)まずアバターきせかえアプリ『ピュアニスタ』からお話すると、今年で3周年を迎えることができました。
2020年のリリース直後は伸び悩んだ時期もありましたが、様々な施策を重ねて来たことで、遂に今年は100万ダウンロードを達成することができました。

そんな成長の中、今年は「3年目の壁」を感じた年でもありました。
単純に今までの成長が大きかった分、成長への期待や目標へのハードルが高くなっているので、ここをどう突破していくのか現在進行形で悩んでいます。
この壁の突破口を見つけるために、チーム全体で多くのアクションを重ねてきたと思います。

私達は『ピュアニスタ』というアプリが、お客様にとって日常の疲れやストレスを忘れられるような癒やしの空間、サードプレイスであってほしいと思いながらサービス作りに取り組んできました。

「あなたと作るアプリ宣言」のもと、お客様の声を大切にしてきましたが、周年時にサービスに関するアンケートを取ってみたところ、お客様がストレスを感じているというお声が多数ありました。
どのアプリよりもお客様を一番に考えてきたつもりですが、思った以上に不便を感じさせてしまっていることに改めて気付かされました。

今までは成長の為に、「新しいことをどんどんやっていこう!」という勢いでしたが、今一度声に向き合うために一度立ち止まって、積み重ねてきたものを見直すことにも注力しています。新しいことに挑戦しながらも、大切なお客様を置いてけぼりにしてはいけない。その意識が強くなりました。
寄せていただいたお声の中から特に不便となっているものから急ピッチで解消していくことに努めています。

↑お客様から寄せられた声を元に改修を進めている。改修中の予定も事前にお知らせしている。

まだまだ改善の余地がありますが、お客様の声を大切にしていくという姿勢を忘れずに日常とは別の癒しの空間を提供していきたいと思います。

自分たちの心が動くことが、良いサービスの第一関門

留置)新規アバタープロジェクトについてはいかがでしょうか。

我妻)今年1月から2つの新規PJが進行していましたが、現在は1つのプロジェクトに絞って進行しています。
残念ながら一つはストップしてしまいましたが、その過程で得た知識は今のプロジェクトでも活かせる場面があったり、純粋に新しい知識を得る機会もあり挑戦できたことは良かったと感じています。

新しいプロジェクトはグローバル前提のサービスなので国内向けに作った『ピュアニスタ』を海外に展開した『Purenista M』とも違い、手探りな状態からのスタートでしたが、専属企画者を中心にチームメンバーで協議しながら世界中の方の心に刺さるサービスづくりを進めています。

グローバルの考え方を得る必要があったので海外の方の趣向を調査するためのアンケートを行ったのですが、結果から自分たちが自信を持って行ってきたものが、世界でも同じように通用するわけではないことを改めて痛感しました。

私たちがプライドを持っているものを全面に押し出して勝負したい気持ちも少なからずあったのですが、それは日本人の感覚であり、世界ではかなりニッチなものになってしまいます。
私達の感覚が間違いというわけではありませんが、グローバル向けとなると視野を変えなければならない。今まで持っていた「当たり前」の感覚を常に疑うことも必要になっています。

ただグローバルの嗜好を真似て、すり寄るというわけではなく、私達にしか出せない「らしさ」や経験というのは絶対に掛け合わせたいと思っています。

本からの知識ですが、昔から言い伝えられている言葉の中で「自分が感動できなければ、他の人を感動させられない。」といった言葉があって。
それはサービスづくりにも通じるなぁと感じています。

例えば、つい最近『ピュアニスタ』に実装された「フォトリエ」という写真×アイテムでアートが作れる新機能をメンバーが実際に試して、メッセージ上でお披露目していました。

↑思い出の写真にピュアニスタのアバターやアイテムをデコレーションできる新機能「フォトリエ」

その様子を見ていると、自分たち自身がすごく楽しそうで、同じようにお客様にも楽しんでもらえそうだと思えました。

長く自分たちのサービスを見ていると「これは面白いだろう」という自信が
出てしまうこともあるかと思います。自分が初めてサービスに触れた第三者の気持ちになって「本当に感動できるのか?」と立ち止まって考えるようにもしています。

新規、既存どちらのサービス作りにおいても、お客様に楽しんでもらうというゴールはもちろん、自分たち自身の心が揺らぐ瞬間があるもの、「すごい」「綺麗」「ワクワク」といったポジティブなものだけではなく、「何か気になる」などの感情も含めて気持ちが動くものを作るという姿勢を大切にしていきたいです。

我妻さんが選ぶ今年の漢字一文字は...

留置)我妻さんが選ぶ、今年の漢字を教えてください。

我妻)私は「挑」にしたいと思います。

今年は変化が激しく、各サービスメンバーの中でも大小様々な変化&新しい挑戦があったこと、来年への更なる成長に繋がる挑戦を重ねて来れたと思うので、この字にしました。

仲間を信じて事業の舵を取る、リーダーの役割の面白さを伝えていく

留置)来年の抱負を教えてください。

我妻)来年特に強化していきたいのは次世代のリーダー育成です。
私は今複数の組織を兼務していますが、それぞれのサービスに裁量と責任を持ってチームを引っ張るリーダーがいるのが理想的な体制だと思います。

留置)どのように次世代リーダーを見つけ、育成していく予定でしょうか?

我妻)私が感じたリーダーの仕事の面白さを伝えていくことが私にできることの1つだと思います。
育成といっても私も正直リーダーとしてはまだまだ発展途上中なので、一緒になってサービスについてどっぷり悩んでいく人を増やしたいと思っています。

リーダー像の正解は無くて、悩んで、失敗してを繰り返して、その時々で自分で試行錯誤してやり方を探して、自分なりのリーダー像を作っていくものだと思っています。

今の組織の中でも色んなタイプのリーダーがいて、兄貴・姉御肌で面倒見が良い方、情熱があって周りからついて行きたいと思われる方、プレイヤーとして、知識・実力の高さを発揮して引っ張っている方など... 役職関係なくみなさんそれぞれの良さを発揮して引っ張ってくれる方々がいるので、逆に勉強になりますし、単純にすごいなぁと尊敬しています。
その良さを活かせるように、経験から私なりのサポートをしていきたいです。

留置)責任へのプレッシャーを感じる方もいるかと思うのですが、我妻さん自身はどうでしょうか?

我妻)そうですね、プレッシャーはもちろんあります。
「頑張るのは当たり前、頑張る方向性をリーダーが間違えたら意味ない」
とよく言われていたので、今でもそれにかなりプレッシャーを感じています。
ただサービスの成長を左右する決定権を持てることは緊張感があっていい経験だと思います。

プレッシャーは刺激になるのである方がいいですが、もろに蓄積すると悪い方に考えがちになるので定期的に自分流のやり方で受け流すようにもしています。

結果がついてこない時はプレッシャーや焦る気持ちがどうしても大きくなりますが、そんな中でこそリーダーが自信を持ってサービスやチームを信じていかないとメンバーも不安な気持ちになりますよね。
経験上、上手くいかない時に焦って慌てふためいても何も良いことは生まれないと思っています。
そんな時ほど自分自身を自制して、完璧ではないですが、できるだけ気持ちも態度も変えずに構えるように心がけています。

私はトップダウンで決定ができるというタイプでもなければ、誰よりも優れたスキルがあるわけでもありませんが、人の長所を見つけるのは得意な方だと思います。
悪いところを見るのではなく、良いところ、得意なことを見つけてお任せしていけば組織は良くなっていくと思いますし、パフォーマンスを発揮しているメンバーの意見や情報で判断することも事業の正しい選択に繋がると思っています。

もちろん結果が出せなければ私の責任は大きいですが、多くのメンバーの力を借りて、信じて、組織や事業を成長させていくことはリーダーの仕事の面白さだと感じています。

留置)ありがとうございます。最後に事業面での来年の挑戦を教えてください。

我妻)事業についてはシンプルで、新規プロジェクト成功、既存サービスの成長に尽きます。成長を目指す『Puretomo』や『ピュアニスタ』、リリース前の新規CCPサービスプロジェクトのどちらにおいても、誰よりも自分たち自身とサービスを信じて挑戦していきます。



次回予告(最終回!)

お楽しみに🎄


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