困った人のこまりごと
2年程前にそんなタイトルの文章を書きました。まだ、コロナの感染対策が行われていた時期。制約された環境下で、書こうという気持ちが湧き、書いた文章。月日が経ち、今回、新しい文章を加え、形にする作業を進めています。
これまで、私はソーシャルワーカーとなり、経験を重ねる中で、ある程度の期間が経つと、実践を文章にまとめることをしてきました。
①「ソーシャルワーカーになりたい」で書いた原稿は、福祉系大学に進学し、スーパーバイザーとなる恩師と出会い、大学卒業後に非常勤の仕事を掛け持ちし、その後精神科病院に勤務した時期をまとめたもの。
②精神科病院を退職し、地域づくりに関心を持ち、精神保健福祉センターに勤務し、ひきこもりをテーマに取り組んだ時期をまとめたのは、「ひきこもりでいいみたい」。
③保健所へ異動し、その後もひきこもりの相談が増えていく中で、長い期間、関わってきた一事例を通して、感じ、考え、実践した時期をまとめたのが、「ふすまのむこうがわ」。
④上記の期間、年数を重ね、現場で相談を受けるだけでなく、私自身がスーパーバイザーとなり、後輩を育てる年代になった時期をまとめたのが、「ソーシャルワーカーのミカタ」。
そして、これまでまとめてきた、ひきこもりを除き、関係機関などから「困った人」とのラベルを貼られ、私のところに来た方々との関わりをまとめたのが「困った人のこまりごと」になります。
形になる時期がはっきりした時はまたご報告します。実践をする機会を与えて下さっている方々、それらをまとめ、形にすることを支えて下さっている方々に感謝しつつ、これからも少しずつ実践と文章をまとめる作業を続けていこうと思います。